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【フィギュア】

紀平、3回転半OK! 左手薬指亜脱臼も出場

2019年2月8日 紙面から

公式練習で調整する紀平梨花=アナハイムで(共同)

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 【アナハイム國島紗希】欧州以外の国・地域が参加し、7日(日本時間8日)に開幕するフィギュアスケートの四大陸選手権の公式練習が6日、当地で行われた。5日の練習で左手薬指を痛めた紀平梨花(16)=関大KFSC=は「指節間関節(第2関節)の亜脱臼」との診断を受けたものの、出場の方針を固めた。練習ではトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を2度着氷した。男子の宇野昌磨(21)=トヨタ自動車、中京大=は、昨年末の全日本選手権から計3度右足首を捻挫したことを明かした。

 不安をかき消すように力強く氷を蹴った。5日に左手薬指を負傷した紀平は、その日の夜は休養を優先し、6日の早朝6時から現地の病院でエックス線写真を撮影。チームに帯同する医師が「左手薬指第2関節の亜脱臼」と診断した。

 昨年1月に負傷し、完治まで3カ月を要した古傷だが、コーチや本人とも話し合い、患部を固定しての出場を決めた。

 午前の練習は通院の影響もあり約15分遅刻。中指から3本を固定していた。指は踏み切る際に力を込める重要な部位だけに、1回転から入念にジャンプの感覚を確認。すると、午後の練習リンクでの調整で本領を発揮した。

 スピンでエッジを左手でつかむことなども考慮し、固定は薬指と小指の2本に変更。フリーの曲かけ中に跳んだアクセルジャンプは2本ともダブルアクセル(2回転半)だったが、練習終盤でトリプルアクセルを2度着氷した。ショートプログラム(SP)から大技を導入する可能性もある。

 アイシングなどで腫れは引き始め、受傷直後に「結構ヤバイ」と表現した痛みは徐々に軽減しているという。診断前には「どっちにしろ痛いのは痛いので、どうにかなればって。頑張ります」とも話していた紀平。少しでも万全に近づけて本番を迎えたい。

 日頃から練習で不安を消化した上で試合に臨むよう努める完璧主義者。そこで襲われたまさかのアクシデント。進む先は未知数だらけだが、困難を乗り越え、16歳はさらに強くなる。

 

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