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【フィギュア】

4回転跳ぶスーパー中学生、佐藤がV 羽生の後継者

2019年2月6日 紙面から

男子フリーで演技する佐藤駿。冒頭に4回転トーループを成功し優勝した=ビッグハットで(野村和宏撮影)

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◇全国中学大会

 第39回全国中学校スケート大会最終日は5日、長野市のビッグハットなどで行われ、フィギュアは男女のフリーを実施した。男子は、冬季五輪2連覇の羽生結弦(24)=ANA=と同じ仙台市生まれで、ショートプログラム(SP)1位の佐藤駿(埼玉栄)がフリー2位の146・61点をマークして、合計215・23点で初優勝した。女子はSP4位の住吉りをん(東京・原宿外苑)がフリーで1位の118・79点を挙げ、合計174・69点で初優勝した。

 “未来の羽生”が躍動した。佐藤は冒頭の4回転トーループを成功。続く連続ジャンプの4回転トーループ−3回転トーループこそ出来栄え点でマイナス評価だったが、その後はまとめて146・61点。昨年11月の全日本ジュニアのフリーで挙げた156・29点には及ばなかったが、同郷の先輩・羽生結弦が中学時代に3連覇した大会を3年で初めて制した。

 「1位になることができてうれしい。緊張はあったが、直前の6分間練習から落ち着いて集中して滑ったのがよかった」

 今は偉大な先輩の背中を追っている。生まれ育った仙台市から父親の転勤で昨春に埼玉へ引っ越すまで、練習したリンクは羽生もかつて通っていた「アイスリンク仙台」。一緒に滑ってアドバイスを受けたこともあるという。「いつか、羽生さんのような、みんなに愛されるスケーターになりたい」。そう思って滑り続けてきた。

 飛躍のきっかけは昨年夏。4回転トーループを習得し、昨年9月の関東ジュニアのフリーで初成功。その後は全日本ジュニアでも決めて2位に入ると、12位だった12月の全日本選手権でも決めた。そんな佐藤が最終的に目指すのは、先輩と同じ五輪の舞台で表彰台に立つことだ。

 「この試合が終わりではない。どんな時でも落ち着いて滑って、取りこぼしとかがないようにしたい」。15歳の誕生日前日につかんだ栄冠。同郷の先輩がたどった道を一歩ずつ進んで、願いをかなえてみせる。 (川越亮太)

 

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