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【Vamos!! FC東京】

J1優勝経験者が語る大接戦のV争い 「楽しむ先に栄冠が待つ」

2019年11月22日 紙面から

優勝への心構えを語り合ったFC東京の大森(左)と高萩=小平グラウンドで(北田美和子撮影)

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 FC東京は、アウェー8連戦を終え、23日の湘南戦(味スタ)で約3カ月ぶりにホームゲームを戦う。J1も残り3試合となり、優勝争いもいよいよ大詰め。かつて他のクラブでリーグ優勝の経験がある大森晃太郎(27)と高萩洋次郎(33)に、優勝への思いと心構えを聞いた。 (聞き手・馬場康平)

 −ラスト3試合です。クラブは「最後の1秒まで」というテーマを掲げて戦っていますが

 高萩「アウェーの鳥栖戦では終了間際に失点している。最後まで集中力を切らさないことが、ムチャクチャ重要になる。それで優勝を逃すかもしれないし、優勝を手にすることもできるかもしれない。残り3試合は、最後まで諦めないで勝利を目指したい」

 大森「アウェーの浦和戦もアディショナルタイムで同点に追いつかれている。最後まで戦い抜かないと。今できていることをやりきること。そこに尽きる。チームが勢いに乗っているので、それに自分も乗っかって最後にチョンとゴール決めたろうかなと(笑)」

大分戦の前半、軽快なプレーを見せる高萩=2日、昭和電ドで(北田美和子撮影)

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 −プライベートでも仲のいい2人ですが、互いのことを紹介しあってもらっていいですか

 高萩「ピッチでも、プライベートでも似ていて気遣いができる。距離感もちょうどいい。そういうことができるから、試合中も気の利いたプレーができるのかな。だからこそ、チームを助けるプレーを考えて体現できる。ピッチの上でもプライベートでも変わらないですよ」

 大森「その通りやと思います(笑)。ヨウジ君は、サッカーの部分で言えば、他の選手とは違った遊び心がある。一緒にやっていて楽しい。言われたことをやるだけじゃなくて、プラスアルファを自分で考えてプレーするから勉強になります。プライベートでは年齢も上の方ですけど、いい立ち位置にいる。締めるところは締めるし、ふざけるところはふざけられる。だから後輩にも慕われている」

 −もしも優勝すれば、2人とも2クラブで優勝した数少ない選手になります

 大森「そうなんですよ。意外と少ないんです」

 高萩「欲出したら駄目でしょ」

 大森「2人がその色気出したところで、変わらないでしょ。今のチームは!」

 −実際に優勝した年はどうでしたか

 大森「いつの間にかシーズンが終わっていた。毎回試合の日が来る度に、楽しもうかって思うぐらい。そんなにプレッシャーもなかった。今日も勝つし、何なら今日ご飯どこ行こうかみたいな。浦和があと1回勝てば優勝が決まる状況だったので、僕らはただただそうやって試合に勝っていって最後に逆転した。広島もそうでしたよね?」

 高萩「試合前に、ホワイトボードの前でゴールパフォーマンス考えてたからね(苦笑)」

清水戦の前半、ドリブルで中央に切れ込む大森=7月20日、アイスタで(武藤健一撮影)

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 −それを考えたら東京の選手は少し力が入っている印象があります

 大森「初優勝ですからね」

 高萩「神戸戦のときに思ったよ。3−1で勝っているのに、力入ってるなって。みんな肩の力抜いてリラックスした方がいい。みんな守らなきゃみたいになってたけど、逆に奪ったら回そうぜっていう余裕がないと」

 −残り三つです

 大森「僕はおいしいところ持っていければって思います」

 高萩「実は、僕も1度目の優勝を決めた試合でゴール取っていて、2度目の優勝の時はアシストしている。韓国でもカップ戦で優勝したときにMVPを取っている。そういうときに仕事しているので、どこかではそれを狙っています(笑)」

 大森「やらしいやつやないですか(笑)」

 高萩「でも、まずは、そこまで行かないと」

 −長いアウェー8連戦を終え、味スタに戻ります

 大森「ガンバ(大阪)のときから数えてこの9年間、僕はまだ味スタで1点も取ったことがない(苦笑)。思い入れの1点目をこの2試合で決めたい」

 高萩「勝った後のユルネバ(『ユール・ネバー・ウオーク・アローン』、東京のサポーターソング)とか、今年の味スタは雰囲気がいいので。気持ち良く勝ちたいですね」

−では最後にメッセージを

 高萩「シンプルに残りは3試合。まずはホームの2試合で、サポーターと喜べるように走りきりたい。優勝はやってみないと分からないけど、そこに全力を注ぎたい」

 大森「なかなかこれだけの接戦となった優勝争いはない。最後に横浜Mとの直接対決もある。そういうプレッシャーも楽しんでやっていきたい」

<高萩洋次郎(たかはぎ・ようじろう)> 1986(昭和61)年8月2日生まれ、福島県いわき市出身の33歳。183センチ、69キロ。MF。広島ユースから2004年にトップチーム昇格。12、13年のJ1連覇で中心的役割を果たす。15年にウエスタン・シドニー(オーストラリア)に移籍も、半年でFCソウルへ。16年のKリーグ制覇に貢献した。17年から青赤戦士。J1通算278試合25得点。A代表歴は通算3試合出場(無得点)。

<大森晃太郎(おおもり・こうたろう)> 1992(平成4)年4月28日生まれ、大阪市淀川区身の27歳。170センチ、70キロ。MF。G大阪ユースから2011年にトップチーム昇格。14年に長谷川監督(当時)の下、G大阪で国内主要タイトル3冠(J1&天皇杯&リーグ杯)獲得に貢献した。神戸を経て昨年から青赤戦士。豊富な運動量を武器にピッチを所狭しと攻守に動き回る。J1通算166試合17得点。A代表歴なし。

 

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