トップ > 中日スポーツ > Vamos!! FC東京 > ニュース一覧 > 6月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【Vamos!! FC東京】

森重、古巣・大分で2008年に達成したJ1年間最少失点に挑む きょう大分戦

2019年6月1日 紙面から

6年ぶりの古巣戦に向けて最後の調整に汗を流すDF森重=小平グラウンドで

写真

 FC東京のDF森重真人(32)が5月31日の練習後、J1次節・大分戦(1日・味スタ)での完封、必勝を期した。前節・C大阪戦で6試合ぶりに失点、今季初黒星も喫したが、既に気持ちの切り替えもでき、古巣との久々の一戦だけに動機付けも十分。プロ入りから4年間を過ごした古巣では守備陣の一人として2008年にJ1史上最少の年間24失点という大記録を樹立したが、今季の東京はそれさえ下回るペース。青赤軍団の守備の要はゴール前に鍵をかけ、かつて自らがつくった金字塔をも更新して悲願のJ1制覇を目指す。

 かつての自分を超えるのは、今の森重しかいない−。プロ入りした2006年から4年間を大分で過ごしてきた。中でも思い出に残るのは08年。クラブ初タイトルとなるナビスコ杯(当時)を制覇し、自身も北京五輪に出場した。そんな年に、その後10年間いまだ破られていないJ1年間最少失点記録を樹立。“カメナチオ”(イタリ代表の堅守の代名詞「カテナチオ=かんぬき」をもじり、大分のカメをモチーフにしたマスコット「ニータン」に由来)と呼ばれた、守備陣の中心としてその名を全国にとどろかせた。

 当時を振り返り、森重は「過去に達成した記録は既に塗り替えられているものだと思っていた。あの時も毎試合全てを懸けた結果が記録につながった。今の東京も当時の大分と似た感じがある。DFとして、まずは失点しないことを毎試合強く意識したい。その姿を自分を通して今のチームメートにも見せていきたい」と語った。

 報道陣から「過去に自分がつくった記録に挑戦したいか」と聞かれると「11年前の自分に挑戦ってこと?」と言って白い歯を見せてこう続けた。

 「やりがいはある。そういう姿勢で1年を戦い抜いた先に、その記録を塗り替えることもできるかもしれない」

 まずは、多くの思い出が残る古巣を封じ、再び完封ロードをスタートさせる。過去の自分にたたきつけた挑戦状。このやりがいのあるチャレンジに、森重が燃えないわけがない。 (馬場康平)

▼2008年の大分トリニータ

 ブラジル人のシャムスカ監督が指揮して4年目のシーズン。GK西川(現浦和)、DF森重(現FC東京)ら3バック、ホベルトら守備的MFの成熟した連係による堅守で、年間24失点(18クラブによる34試合制となった05年以降で最少)というJ1記録を打ち立てた。終盤まで優勝争いを演じ、クラブのJ1史上最高位4位に入った。一方、そんな鉄壁の守備を後ろ盾に、ナビスコ杯(現ルヴァン杯)でも大躍進。クラブ初(九州に本拠地があるクラブ全体でも初)のタイトルを獲得した。

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ