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【芸能・社会】

藤井聡太七段 大一番前に普及に全力「将棋を楽しんで」 名古屋城こども王位戦

2019年11月10日 17時47分

指導対局をした子どもにアドバイスをする藤井聡太七段

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 将棋の高校生棋士・藤井聡太七段(17)は10日、名古屋城本丸御殿で開かれた「第3回名古屋城こども王位戦」(中日新聞社主催)にゲストで登場した。小学1年から中学3年までの各学年の決勝戦が行われた後、9人の優勝者に指導対局をした。

 会場は一之間。指導対局は午後0時5分に始まった。藤井七段は一人一人に深々とお辞儀をしてから初手を指していく。将棋は礼に始まり礼に終わる。その所作に、相手をリスペクトする将棋の作法の素晴らしさが凝縮されていた。本丸御殿の見学に来た一般客は藤井七段の姿に驚きつつも、マナーを守って静粛に通り過ぎていった。

 一人また一人と勝負がつき、最後は午後1時15分、中学3年の部優勝の内山あやさんが角落ちで藤井七段に勝ったところで終了。準優勝の9人には日本将棋連盟会長・佐藤康光九段(50)が指導した。藤井七段は表彰式で「これからも将棋を楽しんでください」とあいさつした。

 藤井七段は今週から来週にかけて王将リーグの大一番を控えている。14日の久保利明九段(44)戦、19日の広瀬章人竜王(32)戦だ。同リーグでは10月7日、豊島将之名人(29)にこそ敗れたものの、現在3勝1敗。残り2戦に勝利すれば自力で挑戦権を獲得できる。そうなれば屋敷伸之九段(47)が持つタイトル挑戦最年少記録(17歳10カ月)を30年ぶりに更新することになる。

 そういう大事な時でも将棋の普及に全力を尽くす藤井七段の姿。それを目の当たりにできた子どもたちにとっては、かけがえのない思い出になった。

 ▽関東研修会でB2に在籍し、既に女流棋士2級の資格を得ている内山あやさん 「藤井先生に勝ててうれしいです。最初は押されていたのですが『そこからがうまかった』と先生に褒めていただきました」

 各部の優勝・準優勝者は次の皆さん。小学1年=優勝・藤井響生(兵庫県たつの市)、準優勝・高田亜矢子(愛知県あま市)▽小学2年=優勝・原口孝成(兵庫県西宮市)、準優勝・安部圭矢(愛知県幸田町)▽小学3年=優勝・伊藤誇吾(岐阜県海津市)、準優勝・藤間健太(神戸市)▽小学4年=優勝・有働英永(東京都港区)、準優勝・寺下絆南(堺市)▽小学5年=優勝・坂本大毅(愛知県日進市)、準優勝・武藤涼介(岐阜市)▽小学6年=優勝・前川海里(三重県四日市市)、準優勝・久野杏太(静岡県磐田市)▽中学1年=優勝・山田晃雅(愛知県春日井市)、準優勝・橋本侑門(三重県伊勢市)▽中学2年=優勝・緒方惟月(愛知県弥富市)、準優勝・宮堂孔暉(岐阜県養老町)▽中学3年=優勝・内山あや(東京都品川区)、準優勝・福田駿也(愛知県刈谷市)

 

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