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【芸能・社会】

麻取"守秘義務違反"で小嶺被告弁護人が告発状…一部メディアへ捜索動画提供で判決遅れた

2019年10月21日 18時58分

田口淳之介被告と小嶺麗奈被告の判決公判が開かれた東京地裁前に集まった報道陣

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 自宅で大麻を所持したとして、大麻取締法違反(所持)罪に問われたアイドルグループ「KATーTUN」の元メンバー田口淳之介(33)、元女優の小嶺麗奈(39)両被告に対し、東京地裁(長池健司裁判官)は21日、それぞれ懲役6月、執行猶予2年(求刑懲役6月)の有罪判決を言い渡した。当初7月30日に予定されていた判決公判が、この日に延期となった理由も判明。厚労省関東信越厚生局麻薬取締部(麻取)が、2人の家宅捜索の状況を記録した動画を一部マスコミに提供していたことが明らかになった。

 7月11日に行われた初公判、田口・小嶺両被告はいずれも起訴内容を認め、検察側がいずれも懲役6月を求刑。弁護側は執行猶予付き判決を求めて即日結審し、判決が同30日に言い渡されるはずだった。しかし、検察側の申し出によって前日に期日が取り消される異例の事態となっていた。

 検察側はこの日、その理由について、麻取が2人の自宅を家宅捜索した際、大麻を押収した状況などを記録した動画を一部マスコミに提供したが発覚し公判延期を申し入れたことを明かした。弁護側は、結果的に公判が3カ月延期したことで精神的・経済的苦痛などを受けたとして、執行猶予の減刑などの情状を求めた。

 関係者によると、検察側は判決公判前日になって、麻取が家宅捜索時に動画を撮影していたことを把握。外部への提供についても初めて知ったとみられる。証拠能力や取り調べに違法性がないかなどを検証するために時間が必要と判断。公判延期を願い出て検証した結果、最終的には問題がなかったと主張した。

 法廷では両被告の弁護人は証拠能力については争うことがない姿勢を示した一方で、小嶺被告の弁護人は、動画の外部提供が国家公務員法違反(守秘義務違反)にあたるとしてこの日、東京地検に告発状を提出した。

 告発状によると、麻取の捜査官2人は5月22日両被告宅を家宅捜索した際に、一連の過程を録画して動画映像を制作していたところ、6月11日ごろにそのデータをテレビ番組制作会社の代表者(氏名不詳)に対して提供し、もって職務上知ることのできた秘密を漏らしたと指摘した。

 

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