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【芸能・社会】

SING LIKE TALKING、31年目は原点回帰 新曲29日発売、テレ東系ドラマ主題歌「Spiral」

2019年5月20日 紙面から

「好きなことしかやってこなかったのは、恵まれていたし幸せなこと」と話すSING LIKE TALKINGの佐藤竹善=東京・神宮前で(北田美和子撮影)

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 昨年デビュー30周年を迎えた3人組の人気バンド「SING LIKE TALKING」(SLT)の令和最初の新曲「Spiral」が、29日に発売&配信される。放送中のテレビ東京系「スパイラル〜町工場の奇跡〜」(月曜午後10時、BSテレ東で金曜午後9時)の主題歌。2年ぶりのドラマ主題歌で、希望に向かって立ち向かう人間への思いを、近未来的なポップスに仕上げた。時代の変わり目にボーカルの佐藤竹善(55)は、原点回帰を宣言した。

 「努力したからって、うまくいかないことの方が死ぬほど多い。でもやっぱり希望とか正義とか、言葉にするのもテレくさくなるようなことが最終的に最も大切なポイント。それはデビューのころから思ってやってきたことでもあるし、僕らの思いも込めた」と竹善。

 原作を読んで1カ月ほど構想を練り、曲は1時間ほどで出来上がった。学生時代からSLTを聴いていたというプロデューサーからの依頼というのもうれしかった。

 デビューアルバムの時から取り入れているリミックスバージョン2曲もタイプが全く異なる必聴盤。チャレンジ精神は、相変わらずだ。

 1988年にデビューして5カ月後には昭和から平成に元号が変わった。平成時代が「いろいろありすぎて」今回は、特に感慨はないという。

 それでも30周年を終えて、新たな思いはある。この5年、コンサートのタイトル「Amusement Pocket」に付け加えてカウントアップしてきた副題を今年からははずしてシンプルにする。

 「25周年からスペシャルな企画を継続してきましたが、今だからこそ基本に帰ってコツコツやるのが大事なんじゃないかと。3人で着実に、いいタイミングでいいものを作っていく。自分たちがやりたいことを確実にやる。やりたくないことはやらない」。デビュー以来変わらないことが、より明確に見えてきた。

 映画好きの竹善らしく、山田洋次監督、宮崎駿監督がキャリアを重ねてなお新作を発表し続ける姿勢に刺激を受けるという。「比べるのはおこがましいんですが、人が生きて続けていくっていうことの意味合いっていうか、その人の活動自体が作品になってるような。自分たちもシンプルなことを続けつつ、でも音楽的にはチャレンジすることは崩さない」

 将来的に一度は映画音楽を手掛けたいと思い描く。米国の劇作家ニール・サイモンと作曲家で歌手のバート・バカラックのような関係にあこがれるという。31年目、SLTの新たなページが始まる。 (本庄雅之)

▼ライブ予定

 6月9日、東京・豊洲PITで「Awesome City Club」と対バン、8月17・18日、東京・豊洲PIT、8月24日、大阪・オリックス劇場 

▼ドラマ「スパイラル〜町工場の奇跡〜」

 原作は真山仁「ハゲタカ4・5/スパイラル」。企業再生家・芝野(玉木宏)のもとに恩人の中小メーカー・マジテックの創業者で天才発明家・藤村(平泉成)の訃報が届く。様々な困難が降り掛かる中、マジテックの存亡をかけて芝野が奮闘する。

 

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