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【ドラニュース】

奪三振率・与四球率・被安打率・被本塁打率でベスト10入り…中日に守護神の条件全て満たす“唯一”の投手

2020年2月9日 紙面から

中日−阪神 9回表に6番手で登板し、1イニング1失点の藤嶋=北谷球場で(中嶋大撮影)

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◇龍の背に乗って <キャンプ編>

 読者の皆さまにお尋ねします。あなたが監督なら、クローザーに何を求めますか? 「三振が取れる」「四球を出さない」「ヒットも打たれない方がいい」「本塁打は禁物」…。思い付くままに書いたすべての条件を満たす投手が、クローザー未定の中日にいる。

 「打たれていいとは言いませんが、四球を出すくらいならストライクで勝負しようとは思いました。シーズンに入れば、四球覚悟でボール球を投げることもある。そういった勝負勘は磨いていきたいです」

 同点の9回にマウンドに上がった藤嶋は、北條に3ボール1ストライクから決勝弾を浴びた1球をこう振り返った。9回の登板は予定通りだった。

 「目指しているのは高いところ。9回を投げたい気持ちでやっています」。クローザーへ強い意欲を示している彼には、立候補する資格が備わっている。昨季のセ・リーグには30試合以上登板した救援投手が41人いるが、奪三振率(藤嶋は10・86で7位)、与四球率(2・17で5位)、被安打率(5・90で6位)、被本塁打率(0・31で6位)の全部門でベスト10に入っているのは3人しかいない。残りのロドリゲス(中日)とジョンソン(阪神)は退団したから、実質上は藤嶋だけなのだ。

 唯一、彼にないのが経験値。しかし、同じ高卒4年目にストッパーを務めあげた男は、藤嶋のすぐ横にいる。

 「僕のころは7回からが当たり前。無我夢中で投げた結果ですよ。今の時代はいろいろな分析や研究がありますが、結局は人間が投げる。そこだけは変わりません」

 赤堀投手コーチは近鉄入団4年目の1992年、11勝4敗22セーブで最優秀救援に輝いた。驚くのは50試合で130イニングを投げ、最優秀防御率(しかも1・80!)まで獲得したことだ。

 「え! 本当ですか。赤堀さん、高卒だったんですか!」。藤嶋くん、食い付くのはそこではない。まあ、この大物感も僕が彼に適性を感じるところではあるのだが…。

(渋谷真)

 

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