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【ドラニュース】

藤嶋、パワーカーブ習得で守護神名乗り。沖縄北谷合宿で「ドライブライン」計測

2019年12月11日 紙面から

全身にセンサーをつけてブルペンで投げ込む藤嶋=北谷球場で(小沢徹撮影)

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 中日の藤嶋健人投手(21)が10日、米国のトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」のスタッフを招いた沖縄合宿を公開。同施設に通う米大リーグ、レッズのトレバー・バウアー投手(28)が武器とするパワーカーブを教わり、好感触を得た。今合宿で球速アップを目指す右腕は、来季の守護神に名乗りを上げた。

 気温22度。汗ばむ日差しの中、藤嶋が投げたカーブは急激に落ちて、捕手のミットに収まった。「ドライブライン」のスタッフに親指、中指、人さし指を縫い目にかける握りを教わった右腕は、思った以上の軌道に驚きの声を上げた。

 「今までのカーブよりもグリップが効いた感じ。このパワーカーブをマスターしたら大きい。この握りの発想はなかったので、あした以降が楽しみです」

 同施設のロブ・ヒル投手コーチ(24)が「トップスピンを速くするため」と指導したパワーカーブとは、球速130キロ前後ながらカーブの軌道で鋭く曲がる球種。日本球界では今季阪神で活躍したジョンソンの決め球としても知られるが、今回のモデルの一人がレッズのバウアーだ。5年連続2桁勝利を誇るこの右腕も同施設の門下生。故障をキッカケに入門するとフォームを改良して飛躍した。さらに数年前には回転数や回転軸まで計測できる最新機器を駆使して、当時の同僚のスライダーを“完コピ”してパワーカーブに加える武器にしたという。

 今回の短期合宿は個人契約を結ぶ名古屋市のスポーツジム「BCプロジェクト」を通じて米シアトルからスタッフを招いて実現。この日は体中に48個のセンサーをつけての投球をしたほか、変化球のリリースポイントなども細かく撮影した。11日からはこの日の動作解析を踏まえ、選手個々の特徴に合わせたトレーニングに着手。理想的なフォームや新たな変化球をマスターしていくことになるが、大リーガーたちのデータも参考に急成長する可能性はある。

 「直球を速くしたいのが一番の目的。そうすれば変化球ももっと生きてくる。自分のベースを一段階上げられればいい」と強調した藤嶋。レベルアップを果たした先に見据えるのが守護神の座だ。「一番後ろをやりたい思いはある」と明かす。

 今季は32試合で0勝2敗14ホールド。プロ初セーブこそ付かなかったが、9月8日のDeNA戦(ナゴヤドーム)では完封目前で2ランを浴びて3点差とされた大野雄の後を受けて試合を締め、その快感を味わった。

 

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