荒木コーチは、キャンプ見学を終え背番号2を受け継ぐ石川昂弥と握手を交わす(小沢徹撮影)
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新旧の背番号2が初対面した。中日・荒木雅博内野守備走塁コーチ(42)が16日、沖縄・北谷球場での秋季キャンプを見学のため訪れたドラフト1位指名の石川(愛知・東邦高)と対面。背番号2が内定している石川へエールを送った。
練習開始前、首脳陣のもとを訪れた背番号2の後継者から自己紹介を受けた。「すごく素直な印象を持った。『頑張って』と言いました」
荒木コーチ自身、大切にしてきた番号だ。熊本工から高卒ドラ1で入団した際は「オレなんかが1桁でいいのだろうか」と戸惑った。初めて袖を通した春季キャンプ初日は、実力と背番号1桁の重荷のギャップに混乱した。「気恥ずかしくなっちゃった」。鏡に映る姿を見られなかったという。
2018年まで23年間のキャリアで通算2045安打をマークし、名球会入りした。「メッセージを送るなら、自分の道は自分で切り開け、それに尽きる。背番号2を石川の色に染めてもらえればいいよね」
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