与田監督、石川よ感じろ １６日異例のキャンプ見学 京田、周平らプロの技体感を

　中日からドラフト１位指名された石川昂弥内野手（１８）＝愛知・東邦高＝が１６日に沖縄秋季キャンプを見学することについて、同キャンプ中の与田剛監督（５３）が１３日、感じることが大切だと金の卵へメッセージを送った。

　「彼が見て、何を感じるかですね。こちら側から、何かを言うことはないですから。後で『どうだった？』と聞いてみたいよね」

　指揮官は自身を振り返る。亜大、ＮＴＴ東京（現ＮＴＴ東日本）をへて、１９９０年にドラフト１位入団。豪州ゴールドコーストでのキャンプは忘れられない。

　「テレビで見た人が目の前にいて、当然、レベルの高さを目の当たりにする。このチームの中で競争に勝ち抜くのは大変だな、と思いました」。当時の指揮官は故・星野仙一さん。即戦力を期待されて入団、周囲の選手のパフォーマンスの質、高さにうなったという。

　沖縄で練習する同高野球部に石川が同行しているのがきっかけで実現する、異例の入団前キャンプ見学。主将・高橋や京田といったレギュラークラスがいれば、１学年上のルーキー根尾も汗を流す。