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【ドラニュース】

【若竜実りの秋へ】不整脈で失った直球のノビ・キレ 笠原「取り戻す」

2019年10月13日 紙面から

ブルペンで投げ込む笠原=SOKKENスタジアムで(小沢徹撮影)

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 本来の姿を取り戻すために−。笠原祥太郎投手(24)は南国で一心不乱に腕を振る。課題は明確。「直球の質を取り戻すことです。その部分に集中したい」

 入団3年目で初の開幕投手の大役を任された。シーズン3度目の登板となった4月12日の阪神戦(甲子園)で今季初勝利を挙げると、そこから連勝。竜投手陣の軸になるはずだった。だが大学時代から自覚していた不整脈が周囲の知るところとなり、4月27日の阪神戦(ナゴヤドーム)の登板を回避。10連休の前日で検査も先延ばしされ、この期間にできたのは球場を歩くことだけだった。

 手術をへて6月下旬に復帰。7月中旬には1軍の舞台に舞い戻ったが、鈍った感覚は取り戻せないまま。1軍復帰後は計4試合でわずか15イニング。17失点(自責は16)で防御率9・60と本来の姿とは程遠く、チームがAクラスを争った9月はナゴヤ球場で汗を流す日々が続いた。

 原因は自分なりに突き止めている。「真っすぐのキレです。全然戻らなかったので」。データも如実に示す。離脱前の4試合で直球の被打率は2割7分9厘。だが復帰後の4試合では3割7分9厘まで跳ね上がった。「スピードは戻ったかもしれないですが、手元でのノビやキレは戻っていないと思います」。持ち味である緩急を生かした投球も速球があってこそ。宮崎では投球の軸を取り戻す時間を過ごす。

 そのために小笠原2軍投手コーチからはカットボール禁止令が課せられた。「カットボールを投げるときに体を横回転させる悪い癖がある」と同コーチ。チェンジアップと並び左腕の武器でもある球を封印し、縦回転を体に覚え込ませるのが狙いだ。

 フェニックス・リーグの開幕試合だった7日の巨人戦(サンマリン)では、ほぼ直球勝負で5イニング1失点。「指に掛かっていた感覚はありました」と少しずつ手応えをつかみつつある。12日はSOKKENスタジアム内のブルペンで背番号と同じ47球を投げ最終調整。先発が予定される13日のロッテ戦(サンマリン)には与田監督も視察予定。復活した姿を見せて来季こそ、竜投手陣の中心を担う。 (長森謙介)

 

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