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【ドラニュース】

【若竜実りの秋へ】京田、守備のさらなる向上へ 荒木コーチと二人三脚

2019年10月11日 紙面から

荒木コーチ(右)から指導を受ける京田

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 1年ぶりの“師弟関係”となった2人の間に濃密な時間が流れる。「一番の目的は打撃の向上ですが、走塁と守備でも荒木さんから学ぼうと思ってきました」。4日間でこんがり日焼けした京田陽太内野手(25)の表情には充実感が浮かぶ。

 今季1軍で140試合に出場したが、オフになっても宮崎で汗を流す。課題は明白だ。2年連続で打率2割5分を下回った打撃の改善。連日の打撃練習で波留打撃コーチらの指導を受ける。その一方で貪欲な背番号1は荒木2軍内野守備走塁コーチの下に歩みよる。

 リーグ屈指の遊撃守備を誇るが「僕はまだレベルアップしたい。普通のショートで終わりたくないんです」と言い切る。9日の日本ハム戦(生目第二)後はマンツーマンで指導を受けた。もう一段上に進むために指摘されたのは前の打球へのアプローチ。「ボールに詰める速度が上がればもっと後ろに守れるし、ヒットをアウトにすることができる。本当にうまくなってると思うけど京田はもう一つ上のレベルを目指してほしい」と荒木コーチは期待を寄せる。

 もうワンランク上へ。そして上のステージで戦える選手に。その思いを抱いた出来事がある。昨オフ、球団関係者に1枚のDVDを手渡された。「君だから見てほしい」。自宅で確認する。少し荒い画質。見覚えがある球場で野球の試合が−。DVDの中は「10・8」の試合映像だった。

 1994年。ちょうど自分が生まれた年に行われた激闘をじっと観戦した。「全国の人が注目して、いろんなものを背負った中でプレーする。どれほどの重圧なんだろうと…」。画面越しに伝わる緊張感。だが近い将来、自分がその場に立つ側にいなくてはならない。そのために「全部レベルアップしないといけない」。さらなるきっかけをつかむ宮崎だと位置付ける。

 10日の韓国・斗山戦(アイビー)は首脳陣の判断で休養。「疲れは結構たまってます」と苦笑いしつつ試合後の練習では荒木コーチから捕球姿勢を学んだ。

 監督代行を務める立石巡回野手コーチは宮崎での京田をこう評価する。「全力疾走だったり、手を抜かない。彼の姿勢は若い選手の最高の見本になっている」。南国の日差しを浴びながら背番号1は高みへと歩みを進める。 (長森謙介)

 

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