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【ドラニュース】

【若竜実りの秋へ】山本、球速アップでさらなる飛躍 向上意欲旺盛

2019年10月8日 紙面から

明るい表情でトレーニングする山本=サンマリンスタジアム宮崎で(谷沢昇司撮影)

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 みやざきフェニックス・リーグで汗を流す若竜戦士たちを取り上げる連載企画「若竜、実りの秋へ」。彼らが今季得た課題と来季へ向けた取り組みに迫る。第1回は2年目の今季3勝を挙げた山本拓実投手(19)。来季はシーズン通して1軍定着を目指す2年目右腕が自らに課した宿題とは−。

 頭の中に詰め込んだアイデアを実際にやってみる。山本にとって宮崎は貴重な“実験”の場所だ。「やりたいことがいろいろあるので試していこうと思います」。飽くなき探求心を持つ野球小僧はワクワクする気持ちを抑えられない。

 後半戦に台頭し3勝(3敗)を挙げた。特に9月は防御率1・50。「自分の投球ができたら試合はつくれる」と手応えも得た。と同時に強く意識するのはこの世界のおきて。「今のままでいいとは全然思ってません」。停滞は退化と同じ。真価が問われるのは来季。そのための準備を少しずつ進めてきた。

 シーズン中、本を何冊か読み進めた。その中で「セイバーメトリクスの落とし穴」(お股ニキ著、光文社)に出会った。「新しい発見がありすぎて。何回も読み返しました」。秋のテーマのひとつに掲げた新球「スラッター」を覚えようとしているのも、この1冊が影響している。

 さらに好奇心旺盛な19歳は刺激を求めて行動を起こしていた。8月下旬。登板後の休みを利用し、DeNA・筒香やオリックス・山本が通う大阪市内の接骨院へ。パ・リーグ最優秀防御率の右腕が行う体操を学び、体の動かし方への知識を深めた。「球速の部分につながってくればいいかなと」。宮崎での宿題には球速アップ、さらにはフォームづくりを掲げる。

 宿題を設け、とことん試す。これは去年から変わらぬ姿勢。だが大きく違うのは見据える先。昨年は「1軍で投げられるなら先発、中継ぎでも構わない。むしろ1年ずつ交互にやってもいい」。だが今年は違う。「来年は先発一本で勝負したいと思ってます」ときっぱりと言った。もう二兎(にと)は追わない。

 フェニックス・リーグでは8日の西武戦(南郷)で先発予定。「自分のやりたいことをやりながら最後まで投げられるように」。来季につながる武器を南国で磨き上げる。 (長森謙介)

 

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