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【ドラニュース】

鬼門でも相性でもない…中日がマツダで勝てない明確な理由 カープ暗黒の歴史ストップに光明

2019年9月11日 紙面から

広島−中日 6回表無死、梅津がプロ初安打を中前に放つ=マツダスタジアムで(高岡辰伍撮影)

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◇龍の背に乗って

 鬼門だ相性だと言っているうちはマツダでは勝てない。考えられないミスやプレーで負ける。これが鬼門だ。マツダの全敗はそうではない。例えば投手は8戦で14本塁打(打ったのは4本)。広島の打者に力でねじ伏せられている。リーグ最強の打線は、主要球場ではワーストの打率1割8分7厘。広島の投手に力で抑え込まれている。

 全敗は極端だとしても、分が悪いのは偶然ではなく必然だ。マツダスタジアムが開場した2009年以降、これで50勝76敗3分け。初めの5年間では貯金「8」をつくっていたのに、14年からの6年で借金は「34」にもふくらんだ。中日がマツダで最後に勝ち越した(7勝5敗)13年と、負けがスタートした14年には、いったい何があったのか…。

 カープには1998年から15年連続Bクラスという暗黒の歴史がある。この間、中日が「広島以下」の順位になったのは01年(広島4位、中日5位)だけだ。翌02年から12年まで、中日は11年連続でAクラスを謳歌(おうか)し、広島の低迷は続いた。その力関係が逆転した節目こそが13年なのだ。広島は16年ぶりにAクラス(3位)に躍進し、中日は12年ぶりのBクラス(4位)に沈んだ。このシーズンだけは辛うじてマツダで勝ち越せたが、翌14年以降も中日はBクラス、広島は3連覇を成し遂げ、敵地では歯が立たない関係が定着した。

 13年とは丸(15位)、菊池涼(20位)がレギュラーとなり、初めて規定打席に到達した年だ。前年は個人打撃成績のチーム最上位が21位だった広島に、新星が誕生した。翌14年は菊池涼が2位、丸が9位とさらに成績を上げ、センターラインが固まった。

 要するに中日の方が強かったころはマツダで互角以上に戦えていたし、順位が下になるとマツダでは勝てなくなった。鬼門や相性ではない。カープが暗黒の歴史を15年で止めたように、中日もどこかで潮目を変えねばならないのだ。

(渋谷真)

 

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