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【ドラニュース】

脳出血で倒れた母のために―。 中日・梅津、大学初勝利も遅咲き…4年の秋だった

2019年8月12日 22時36分

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 ◇12日 中日5―1阪神

【中日・梅津プロ初先発初勝利・記者メモ】

 ルーティンや験担ぎはあまり好きじゃない。占いもサンタクロースも信じない。そんな梅津がたった一度だけ神頼みしたときがある。昨年10月上旬だった。「あのときは何かにすがろうと思ったんでしょうね」。向かったのは埼玉県東松山市にある箭弓(やきゅう)稲荷神社。読み方が同じということもあり、野球関係者が参拝する場所だ。

 3年秋にデビューした“戦国東都”の1部リーグ。4年春秋と登板した10試合の通算防御率は1点台。だが勝てない。その一方で同級生の上茶谷(DeNA)、甲斐野(ソフトバンク)が結果を残していく。残り試合数も減っていく。強くなる1勝への飢えが普段なら絶対にしない行動を起こさせた。

 そして10月18日の国学院大戦。ようやくつかんだ大学1勝。登板直前に脳出血で倒れ入院していた母・明美さんに見せたくて地元に持ち帰ったウイニングボールは今、仙台市の実家の居間に大事に飾ってある。

 だが何かに頼るのはこの1回きりだ。「きょうは何もしてませんよ」とニコリ。強者ぞろいのプロの中で最後に信じられるのは己の力。これからもそう。その右腕で進む道を切り開いていくはずだ。(長森謙介)

 

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