トップ > 中日スポーツ > ドラゴンズ > ドラニュース一覧 > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【ドラニュース】

藤嶋、11戦連続で無失点救援 投手生命の危機2度手術の末

2019年8月9日 紙面から

中日−巨人 7回表を三者凡退に抑え、今季11試合連続無失点とした藤嶋=ナゴヤドームで(河口貞史撮影)

写真

 救援6人衆が延長12回の激闘を呼んだ。中日は8日の巨人戦(ナゴヤドーム)で3点差を追い付き、今季初の引き分け。先発・柳から引き継いだ2番手・藤嶋健人投手(21)ら6人のリリーフ陣が6イニングを無安打に抑え、首位・巨人を苦しめた。

 勝てはしなかったが、負けもしなかった。立役者は7回以降の6イニングを無安打無失点でつないだ6人の救援陣。ブルペンから送り出した赤堀投手コーチが目を細めた。

 「よく抑えてくれた。勝てなかったけど無失点でいけたのは良かった。緊迫したところで投げれば自信にもつながるし、これからもこういう気持ちで投げてくれたらいいですね」

 無失点リレーの流れをつくったのは藤嶋だった。2点ビハインドの7回に2番手で登板。先頭のビヤヌエバを143キロの直球で右飛に打ち取り、若林はスライダーで二ゴロ。小林もスプリットで左飛に仕留め、反撃ムードを生み出した。

 「一人一人抑えていくことだけを考えていた。負けている展開だったので、これ以上は点を取られないように、流れを持ってこられるようにと思っていた」。有言実行の三者凡退。連続無失点も11試合に伸ばした。

 投手生命の危機だった。1月に右手の血行障害を発症。血管に血栓があり、5本の指全てが冷たかった。「血管の血栓は取れない」。医師の言葉に不安が募る。いちるの望みを託して2月8日に愛知県内の病院で手術を受けた。手術は成功。ただ、血が通ったのは「髪の毛一本分くらい」。症状はそれほど改善しなかった。「打者転向も考えました。でも、そんな甘いものでもないとも思っていました」

 3月初旬。キャンプは終わり、オープン戦が始まっていた。「何とかしないといけない。とりあえずやってみよう」。藤嶋が下した決断は2度目の手術。今度は症例が多い群馬県内の病院でメスを入れた。

 日に日に感覚は戻ってきた。あれから5カ月。「こんなに投げられるようになるとは思っていなかった。2度目の手術をして良かった。投げられているのは奇跡です」

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ