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【ドラニュース】

大野雄、長打許さず粘って5勝 7回ピンチ、ここぞの真っすぐ

2019年6月30日 紙面から

中日−阪神 3回表2死一塁、大山を3ゴロに打ち取りガッツポーズする大野雄=ナゴヤドームで(黒田淳一撮影)

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 リーグ戦の再開初戦でチームを初の4連勝に導いたのは、柱に返り咲いた左腕だった。7イニング1失点で5勝目を挙げた大野雄。お立ち台では隣で緊張する加藤とは対照的に終始、笑顔があふれた。

 「任せてもらった意味をしっかり考えて、大事な初戦を取りたいと思っていた。単打が多かったので、塁をにぎわせても粘れて良かった」

 粘りを最も発揮したのが7回だ。1点を返されてなおも1死一、二塁で代打の原口。カウント2−2から加藤のサインに首を振る。選んだのは内角直球。5球目の148キロはファウルされたが、続く146キロでバットに空を切らせた。

 「三振でアウトがほしいところだったので、取りにいった。それまで内角の真っすぐは数を放ってなかったけど、強さはあったので、ここ一番で使うと決めていた」

 続く近本は1球で右飛。最後まで長打を許さず、救援陣に後を託した。

 この日も威力を示した直球。大野雄には、その幅の広さを知った試合がある。2016年8月17日、ウエスタン・リーグのオリックス戦(北神戸)。その1週間前に2軍落ちする際に、当時の森監督代行からこう厳命されていた。

 「真っすぐでも4種類あるんだ。インハイ、インロー、アウトハイ、アウトロー。ボールになる真っすぐもある。真っすぐだけで2イニング抑えてこい。抑えたらまたすぐに1軍に呼んでやる」

 指示通りに2イニングを抑えて再昇格。4日後だった8月21日のDeNA戦(ナゴヤドーム)では、8イニング無失点で2カ月ぶりの勝利を挙げた。あれから3年。「やっぱり大野雄大は真っすぐの投手だからそう言われたのかなと思う」。当時の言葉は今も耳に残る。

 

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