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【ドラニュース】

【龍の背に乗って】渋谷ジャパン…三塁の理想は周平

2019年6月20日 紙面から

日本代表の稲葉監督(右)と握手を交わす高橋=ナゴヤドームで(今泉慶太撮影)

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 あれから7年になるのか。この日の西武戦を視察した侍ジャパンの稲葉監督が、高橋は「候補者」だと明言した。2安打、2得点。「コンパクトに振れている印象。国際大会の動く球に対応していけるかなと思います」と引き続き高橋の動向を追っていく方針だ。

 高橋が新人だった2012年。本紙の周平番だった川本光憲記者を通じて、こう伝えた。「将来を背負うのはドラゴンズだけじゃない。日の丸を背負ってくれ」。よく知らないおじさんから、唐突に「侍になれ」と言われ、彼はただ、キョトンとしていたそうだ。

 稲葉監督が視察すると聞いて、現在はサッカー担当として健筆を振るっている川本記者に電話をかけた。「よく覚えていますよ。僕だけじゃなく、周平も覚えていました」と言うではないか。聞けば名古屋への転勤を報告したとき、7年前の思い出話から東京五輪へと話題が膨らんだそうだ。

 「あのころは毎日が必死でそれどころじゃなかったけど、今年は普通にやれば、名前が出てくるようになると思います。打てると思うんですよね」。昨オフの段階で、高橋は自分の覚せいを信じていた。そして、その予感は正しかった。

 侍好きの僕は、野球関係者と食事をするたびに勝手に「渋谷ジャパン」を話し合う。捕手とともに意見が分かれるのが三塁手の人選だ。長らく守ってきた松田宣からの世代交代。候補者は坂本勇(巨人)、茂木(楽天)、田中広(広島)といったところだが、どれも三塁が本職ではない。守備面の不安を取り除くには、坂本勇・高橋の三遊間が理想的なのだ。

 稲葉監督は「自分のチームで守っているポジションを、しっかり守ってくれることを(第一に)考えています」とも言った。侍は未経験の高橋が五輪に出るには、11月のプレミア12への出場は絶対条件だろう。「元服」を済ませ、さっそうと刀を差す高橋の侍姿。もはや荒唐無稽な話ではない。

 (渋谷真)

 

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