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【ドラニュース】

【龍の背に乗って】“ラグーン効果”で本塁打急増…損か得か

2019年6月16日 紙面から

ZOZOマリンのホームランラグーン

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 14日に柳がレアードに浴びた本塁打は、いわゆる「ラグーン弾」だった。ZOZOマリンスタジアムに今季から新設された「ホームランラグーン」。従来の外野フェンスより最大4メートルせり出し、700席余りが増設された。目的は新たな集客なのだが、ロッテ球団に問い合わせたところ「おかげさまで絶好調です。ほとんどが年間シートでご契約いただいております」とのことだった。

 収益だけでなく、本塁打も増えている。昨季は12球団最少の78本塁打が、早くも73本。打つのが増えれば打たれるのも増える。昨季129本だった被本塁打は、74本となっている。では現場は損? 得? 鳥越ヘッドコーチに聞いてみた。

 「そういう考えをしたことがなかったけど…。得の方が大きいでしょうね。打者はがむしゃらに振らなくても飛ぶとわかってくる。投手は打たれまいと技術を磨く」

 同コーチはソフトバンク時代にヤフオクドームの「ホームランテラス」も体験している。2014年、リーグ5位の95本塁だったソフトバンクは、新設した15年は同1位の141本塁打。被本塁打も90本から113本に増えはしたが、やはり収支は黒字だった。つまり、興行、野球の両面でプラスの効果が望めるということだ。

 「僕は球団につくりましょうと伝えているよ。行っただろ! って打球がフェンス際で捕られると、お客さんもがっかりするでしょ。ホームランをたくさん打てる打者が何人もいればいいけど、現状はそうではない。チームが強くなるという意味でもね」

 ナゴヤドームにもテラスやラグーンを。与田監督が賛成だと明言した。加藤球団代表も「個人的には以前から興味がありますし、慎重に検討していきたいと考えています」と前向きだ。42本塁打は12球団最少。過去に話し合われたときは「野球が変わる」と反対意見が押し切った。ファンが望む野球は何なのか。議論の柱はそこにあるべきだ。

 (渋谷真)

 

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