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【ドラニュース】

大島、幻のランニング本塁打 セーフに見えたクロスプレー

2019年6月7日 紙面から

ソフトバンク−中日 8回表2死、大島がライトフェンス直撃の打球で本塁を狙うがタッチアウト。捕手高谷は右手にボールを持っているようにみえる(黒田淳一撮影)=ヤフオクドームで

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 攻撃で、守りで、涙のリクエストとなった。中日は6日、日本生命セ・パ交流戦のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で惜敗。悔しいのは8回、大島洋平外野手(33)のランニング本塁打と思われたクロスプレーがアウトに。リプレー検証の映像でも微妙だったが、覆らなかった。その裏には同様のリプレー検証がセーフに。交流戦初の3連敗スタートで連敗は5、借金は9と、ともに今季ワーストになった。

 逃した星が戻らないことは分かっている。ただ、竜ナインにとって何とも気持ちの整理がつかない出来事が、終盤8回の攻防で起こった。

 先頭・武山のソロで追い付いた後、2死から大島が右翼フェンス最上部直撃の一撃を放つ。ボールが転々とする間に本塁へ。「タイミング的にはアウト。でも、ブロックができないから手を入れれば何とかなるかなとも思った」。絶妙のヘッドスライディング。捕手・高谷のタッチをかいくぐり、左手をホームベースに滑り込ませた。

 判定はアウト。与田監督がすぐさまリクエストをした。映像では、大島の手が先にも見えた。ベンチも、スタンドの竜党も、勝ち越しを確信したはず。しかし…。リプレー検証の判定は変わらなかった。村上打撃コーチは「オイ、オイ、オイ」と叫び、伊東ヘッドコーチは「セーフ」と言わんばかりに両手を広げた。無念のジャッジの直後の8回裏には、逆の出来事が起こってしまう。

 同点の2死二、三塁からグラシアルが中前打。三塁走者が生還した後、二塁から今宮が本塁にヘッドスライディング。一度は「アウト」と判定されたものの、リクエストをへてセーフに。残すは9回のみ。あまりに重い1点、そして2点のビハインドになった。

 中日側が納得がいかなかったのは、大島がアウトになった場面だ。本人こそ「セーフと思ったが、審判がアウトと言ったらアウトだから」とさばさばと話したが、周囲は違う。「セーフに見えた」という加藤球団代表は、すぐにセ・リーグ統括に電話を入れた。「リプレー検証の結果に対して意見書は出せないという回答をもらったが、映像を見た限り空タッチに見える」といい、今後、何らかのアクションを起こしたい考えも示した。

 与田監督は「セーフに見えた。映像が手に入ると思うので、再度確認を取りたい。あれは非常に大事なプレー。当然覆らないが重い問題」と話した。指揮官の言うとおり、覆らないこととはいえ、痛恨の出来事だったのは間違いない。

 

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