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【ドラニュース】

【龍の背に乗って】大島の答えは…「四球でしょう」

2019年6月6日 紙面から

6回表1死、京田がこの日2安打目となる左前打を放つ(今泉慶太撮影)

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 3点を追う9回、2人の走者を置いてとらえた遠藤の打球は、フェンス手前で右翼・福田のグラブに収まった。

 「1点差のままだったら、ひょっとしたら外野も前に守っていたかもわかりませんが…。流れですね。流れをもってこないと」。8回にトドメを刺されていなければ…。遠藤の言葉には苦しいチームの事情が詰め込まれていた。

 4連敗。借金はワーストを更新する「8」に。最下位ヤクルトの足音におびえる今、中日に何ができるのか。まずは準備。この日なら、ソフトバンクの先発・和田が3回から投手プレートの踏み位置を三塁寄りに変えてきた。試合中にこんな試みをする投手を、僕は見たことがない。ただ、2軍最後の試運転は幸運にも中日戦(5月29日)だった。この試合でも一塁側と三塁側を使い分けていた和田の情報は、ミーティングで三ツ俣が解説したという。

 「その話は聞いていたので(自分の)2打席目から変わったときもすぐに気付きました。僕としては踏み位置で対応に変わりはありませんが、知らなかったら少し戸惑ったでしょうね」。大島はこう話した。変更後の4回にビシエドの9号で追いつき、5回には大島も中前に落として勝ち越し機(1死一、三塁)をつくったが…。与田監督はこう言った。

 「ワンチャンスで2点、3点取るのが理想だけど、いい当たりが正面に飛んだりね。結果として複数得点をできないと、なかなか余裕も出てこない」。ソフトバンクの5安打の倍の10安打。しかし本塁打は連日の4本と1本。トータルでも12球団最多の75本と最少の39本と破壊力の差をまざまざと見せつけられた。しかし、それは戦いの前からわかっていることだ。援護をもらえないから、この日のように投手は最後で我慢の限界を超える。点を取ってもらえると思えば、投手は耐えられるものだ。10安打をいかに実らせるか。大島はこんな答えをしてくれた。

 「うーん…。四球でしょうね。もちろん強く振る、積極的にいくことは忘れてはいけません。でも、その上で止めるべき球はしっかりバットを止められているか。四球を取れてくれば、相手は必ず苦しくなる。僕はそこかなと思っています」

 この日は、松井佑が勝負を避けられてもらった1個だけ。これまた12球団最少の計130四球が、リーグ最少の199得点の主因となっている。喉から手が出るほど欲しい「つなぎ」の正体はここにある。

(渋谷真)

 

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