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【ドラニュース】

【龍の背に乗って】三振恐れぬ坂本はやっかい

2019年6月3日 紙面から

3回裏1死、ロメロから右越えに同点本塁打を放つ巨人・坂本勇。捕手加藤(平野皓士朗撮影)

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 スコアブックを振り返るまでもなく、坂本勇に負けた。18号ソロで追いつかれ、19号2ランが決勝弾となった。昨季の17本を早くも超え、G番記者の気の早い計算によると、彼が全試合出場すれば53本塁打するそうだ。

 今季の坂本勇には、もう一つ量産しているものがある。43三振。リーグワーストがDeNA・神里とヤクルト・村上の62だから、騒ぎ立てる数ではないのだが、彼のキャリアでは目を引くペースだ。3桁に達したのが1度きり(2009年の101)。ところがこちらも机上の計算だと120三振のペースになる。

 本塁打と三振が同時に増える。ふに落ちるような気がするが、高い打率は維持したままというところが坂本勇の恐ろしいところだ。ここで仮説が浮上する。「彼は三振を恐れてはいない」。2ストライク後の本塁打は、昨季3本だったのに今季はこの日の18号で早くも5本。当てに行かず、振り切る姿勢を貫いているからだ。1日のサヨナラ打も、追い込んでからフェンス際まで運ばれた。

 「ただ、大事な場面では今までと変わりません。決して大振りしているわけではないんですが、走者がいないケースとチャンスでは分けているはずですよ」

 巨人を追跡する前田新吾スコアラーは、坂本勇の変化に気付いていた。確かに43三振、19本塁打のうち、30三振と11本塁打は走者なし。得点圏では7三振(5本塁打)にとどめているのは、この証言通りである。

 状況を見据えた上で大胆に。仮説の先にはもう一つの仮説がある。三振を恐れず、本塁打をたくさん打ちながら、打率も出塁率も高い男が彼のすぐ後ろを打っている。2年連続リーグMVPの丸。昨季の130四球、130三振はリーグ1位、39本塁打は同2位だった。この補強の相乗効果が坂本勇に表れている…。この第2の仮説も正しかったとすれば、交流戦明けも巨人とはハードな戦いとなるはずだ。

(渋谷真)

 

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