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【ドラニュース】

【龍の背に乗って】最強の菊池涼に打たれたことよりも最弱の田中広に打たれたのが痛かった

2019年5月22日 紙面から

5回裏無死一、二塁、田中広が右前打を放つ(伊藤遼撮影)

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 敗因は大野雄ではないが、敗戦の記録は彼につく。勝負とはそういうものだ。白星をつかんだ野村との差は5回だった。全て追い込んだ後の4安打。菊池涼には9球目を痛打されて2点を失った。

 「今日はピッチャーが(試合を)つくってくれた。僕はどうでもいい」。ぶっきらぼうに野村を立てた菊池涼は、4打席で実に15球もファウルを打ち、大野雄に31球も投げさせた。そこは「集中できていたということですかね」と納得の表情を浮かべていた。

 無死満塁から何とか2死までこぎ着けた大野雄にとって、最後にして最強の関門が菊池涼だった。この打席に立った時点での得点圏打率が、リーグトップの4割3分8厘(32打数14安打)。前の打席(3回2死一、三塁)では10球投じて空振り三振に仕留めたが、2度目はなかった。

 結果で論じるなら、むしろ最強の菊池涼に打たれたことよりも、最弱の打者に打たれて満塁になったことだろう。無死一、二塁から8番・田中広を詰まらせはしたが、右前に落とされた。丸は抜けたが「タナキク」は健在。ところが、今季は明暗が分かれている。勝負強さが際立つ菊池涼に対して、田中広は打撃不振に輪を掛けて勝負弱さにあえいでいる。この打席に立った時点での得点圏打率は、リーグワーストの5分9厘(34打数2安打)だった。

 「あそこでつながれてしまったのが痛かったです。(全体としては)粘れていたんですが・・・」とは必死にリードした加藤の言葉。たらればを語る意味はないのかもしれないが、この8番でひと息入れられていればとは思う。

 8回の3点目は何とか防げなかったのか。9回に同点の走者となったビシエドに代走はなかったのか・・・。そう。9回の反撃を見てしまったがゆえの愚痴。わかってはいるが、三次の夜風が身に染みた。(渋谷真)

 

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