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【ドラニュース】

1番・スタメン溝脇、猛打賞 通算2安打男が天敵・山口撃ち

2019年5月20日 紙面から

中日−巨人 1回裏無死、溝脇は右越えに三塁打を放つ(今泉慶太撮影)

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 神経を研ぎ澄ませた。鋭い眼光で山口を見据え、真っすぐを待った。「1打席目にかけていた」。いきなり2点を追う形となった1回の攻撃。1番に抜てきされた溝脇が、やや高めの直球をとらえた。打球はグングン伸び右翼フェンス直撃。一気に三塁まで駆け、反撃ののろしを上げた。

 「1打席目がダメだとマイナスに考えることにつながりやすい。良い流れを作りたかった」

 自らのバットでチームに、自身に流れを引き寄せた。5回の3打席目は内角低めの難しいカーブを、巧みなバットコントロールで左前へ運び、逆転劇の起点となった。6回にも左前打をマーク。平田が離脱して苦しい中、これまでプロたった2安打の男が、猛打賞で起爆剤となった。

 スタメンを告げられたとき、驚いたが、準備はできていた。山口を中日の左打者が打ちあぐねていると耳にし、球筋など映像で入念に確認し、高橋や京田に話を聞いた。「スライダーやフォークも捨てきれないけど、真っすぐをセンター方向に打つイメージ」で見事、難敵を攻略した。

 2017年4月6日の広島戦(ナゴヤドーム)以来2年ぶり5度目のスタメン出場だった。ケガに泣かされてきたが、能力の高さはチームでも話題になっていた。軽く打率3割以上を残せる、レギュラーを一気に取れる、そんな声が以前からあった。だから石井2軍打撃コーチも「2軍では3割でなく、4割打たないとダメ」と言うほど、高く目標設定していた。

 同じ熊本出身の荒木2軍内野守備走塁コーチが憧れ。打撃は阪神・鳥谷を崇拝する。「打ちにいくときの間がある。ボールと体の距離がすごい」。調子が悪いときは鳥谷が本塁打を放つ映像を見る。1軍昇格後、体が前に突っ込み、お手本から遠ざかっていた。村上打撃コーチにも指摘され、間をつくることで調子を取り戻した。

 

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