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【ドラニュース】

井領、9回2死に起死回生同点打 「とにかく必死」ガッツポーズ

2019年4月7日 紙面から

ヤクルト−中日 右は工藤コーチ=神宮球場で(中嶋大撮影)

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 土壇場で伏兵が輝きを放った。1点ビハインドで迎えた9回、代打で登場した井領が同点に追い付く中前適時打を放った。試合には延長戦の末に敗れたものの、昨季は1軍出場がなかった男がここ一番で大きな仕事を成し遂げた。

 最後の攻撃になる寸前だった。9回、先頭打者のアルモンテが右中間への二塁打を放って同点の走者として出塁。すかさず遠藤を代走に送り勝負をかけるも、続く高橋は左飛、阿部は三振に倒れて2死に追い込まれた。あと1本が出ないという悪い雰囲気が漂う中、代打に送られたのが井領だった。

 「こういう場面でいくことは想定していた」。ヒーローになるか最後の打者になるかの瀬戸際でも、打席に入る準備はできていた。3球で1ボール2ストライクと追い込まれても気持ちでは負けていない。4球目の低めのフォークに食らい付くと、執念が乗り移った打球は二遊間を抜けて中前に転がった。同点の走者がホームに入るのを見届けると一塁上でベンチに向かってガッツポーズ。「とにかく必死だったので打ててよかった。うまく体が反応してくれた」とほっと胸をなで下ろした。

 昨季は2015年のプロ入りから初めて1軍出場なし。プロの世界で生き残るため、オフには例年以上に筋力トレーニングに励んで走攻守の「攻」を磨いてきた。オープン戦では指名打者として4試合に先発出場。それでも「4打席あるという余裕は持っていない。1打席でなんとかしないといけない」と常に気持ちは代打のつもり。シーズンでの震え上がるような状況での出場を想定し、1打席ごと、1球ごとに集中して打撃に向き合ってきた。

 

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