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【ドラニュース】

中村バッテリーコーチ決意、打てなくてもいい 勝てる捕手育てる ともに仙に鍛え上げられた与田監督のため

2018年10月31日 紙面から

バッテリーコーチとしての意気込みを語る中村武志さん=名古屋市中区で(高岡辰伍撮影)

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 「勝てる捕手」になれ−。7年ぶりの中日復帰が決まった中村武志1軍バッテリーコーチ(51)が30日、中日スポーツの取材に応じた。かつて“扇の要”として竜の屋台骨を支えた男が理想に掲げるのは「良い捕手」ではなく「勝てる捕手」。古巣が長年抱えてきた正捕手問題の解決に取り組む決意を示した。 (構成・井上学)

 2012年以来の中日復帰。中村コーチにとっては、いつでも「ドラゴンズ」という言葉の響きは特別なものだ。

 中村「中日に戻れるというのは、僕にとって一番だし、最高のこと。育ててもらったし、特別なチームだし、与田さんが監督をされる。これ以上ないことですよ」

 正捕手問題は低迷の象徴でもある。中村、谷繁という両巨頭がマスクをかぶった四半世紀の歴史が終わり、後継者は定まっていない。

 「(正捕手なら)最低100試合は先発で出ないといけない。ある程度は、自分のチームのことも相手のチームのことも分かっている状態じゃないと。ただ、すぐにレギュラーをつくるというのは難しいのかもしれない。2人ぐらいで上手に回すということも考える」

 現役時代には猛練習で鍛えられ、正捕手を長年にわたって務めた。経験も踏まえ、育成法には1つの考えがある。

 「捕手を育てようと思ったら、フロントも現場も我慢して使わないと育たない。我慢して使うには、(選手に対して)何か感じるものがないとできない。今の中日の捕手にそれがあるのか、ということが問題ではないのかな」

 今年の出場試合数では松井雅の92試合が最多。現状では正捕手に一番近い位置にはいる。ただ、来季は新たな首脳陣が再評価することになる。

 「与田監督も、伊東ヘッドも、僕も、新しい目で見て、一から誰かを選ぶ。『自分はダメだ』と思っていたかもしれない選手にもチャンスがあるかもしれない」

 横一線からの争い。新たな監督、コーチによる新体制では、誰もが真っ白な状態で見られる。その中で、中村コーチが重視するものは何か。

 「自分が打てなくても試合に勝てばいい。逆に、打っても負けたらダメ。僕らはそう育てられました。『いい捕手』じゃなくて『勝てる捕手』になれ−と。いくら個人成績が良くても、チームの成績が悪ければ評価されない。捕手は『どうやって勝つか』ですよ」

 データが世にあふれる時代。活用はしても、縛られる必要はない。試合の流れを読み、つかみ、最終的に白星を収めることが唯一の目標だ。

 「捕手は体力。まずは練習して、基礎ができて、次に初めて配球がくる。準備するために情報は必要。でも、それ以上に大事なのは自分を出すこと。投手が良ければ打たれないし、絶対に抑えるコースも、絶対に打たれるコースもない」

 

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