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【コラム 米山みどりのゴルフの素】

パットは才能いらない ただ練習あるのみ

2014年3月6日 紙面から

まず自分にあったパター探し レッスン量で必ず差が出る

 早いものでこのレッスンも今月で最後。残り4回となりました。仕上げはパットです。パットに対する考え方、ラインの出し方、そして打ち方。じっくり1カ月かけてレッスンしていきます。

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3パットは厳禁

 プロとアマの力量の差が最も出るものにパッティングがあります。プロはどれだけ距離が長くても、ほとんど3パットをしません。もちろん絶対ではないのですが(その分、3パットをした時のダメージは計り知れないものがありますけどね)、まずは2パットで収められます。特にツアーでシード権が取れるかどうか(プロとして生活できるかどうか)も、パットが大きな決め手になります。

 アマチュアゴルファーでも、レベルが高くなればなるほどパットはじょうずになっていきます。これも理由はいっしょ。ドライバーの飛距離はいくらでもリカバリーができますが、パットが入らなくては、いいスコアを出せないからです。

大きさや形多彩

 パットのじょうずな人と残念な人の違いはどこにあると思いますか? 簡単です。練習量です。パットほど、才能ではなく練習量に比例するものはありません。ツアープロのころ、わたしは練習時間の半分をパットに費やしました。パットの練習は単調だし、腰は疲れるし、大変です。でも、いいスコアを出したいのなら、すべきです。パットが苦手な人ほど、実は練習をしていません。「毎日、どれくらい練習してますか」と聞くと、ほとんどしていない。ラウンド前に少しやるだけ。これではいつまでたっても「パットは苦手」から脱出できません。

 まず自分に合ったパターを見つけてください。最近は本当にいろんなタイプのパターがあります。マレット形、ピン形、L字形など、それぞれ大きさ、重さもさまざまあります。シャフトの長さ、クラブヘッドのロフト角、フェース面の硬さ、グリップの太さや硬さなども含めると、無限の組み合わせがあります。

特徴は一長一短

 ひとつの目安として言えることは、機械的に振り幅で距離を出したいのなら大きくて、重いタイプのものがいいですし、フィーリングで振りたいのなら、繊細なタッチが出る軽くて小さなパターが向いてます。重心距離が長いマレット形のよさは直進性が高いこと。「転がりがいい」という言い方をします。対してピン形やキャッシュインと言われるタイプは、自分の振り幅で距離を出しやすいという特徴があります。すべてに一長一短があり、何を選ぶかは、本当に好みです。

 ショップなどで試してください。ポイントはテークバックでスッと引けるかどうか。自分に合っていないタイプだと、引く段階で、グラグラしてしまいます。まっすぐ引こうとせずに、素直に後ろに引けるかどうかを試してみてください。

投資の価値あり

 「パットが苦手」という人の中にも、ご自分に合っていないパターを使っているケースはあります。このレッスンを機会に、パターを見直してみるのもいいかもしれません。練習用のマットで、素直にスッと引けて、自分が思ったような距離感が出せるパターを探してみてください。パットはスコアに直結します。多少の投資をしても、自分に合ったパターを見つけることをおすすめします。

 米山みどり(よねやま・みどり) 1976(昭和51)年5月9日、愛知県豊橋市出身の37歳。160センチ、58キロ。小学校では剣道で活躍し、小学校5、6年で全国大会優勝。ゴルフは13歳から始め、愛大在学中の1995年に日本女子アマで優勝。愛大を中退し、1998年にプロテスト合格。1999年のフジサンケイレディスクラシックで初優勝。引退した2011年シーズンまで13年間シードを確保した。ツアー通算7勝。

 取材協力 京和カントリー倶楽部 愛知県豊田市中立町井ノ向7−1 (電)0565(98)3535

●パッと教えて

 Q:ドライバーが当たらなくて困っています。ミート率を上げようと加減しながらゆっくり振ると、ひどいスライスになり、思い切り振ると、当たれば真っすぐ飛びますが、たいていはトップしてコロコロ。もうがっくりです (愛知県春日井市の30代男性)

 A:まず、言いたいのは、ゆっくり振ることはとても大切ですが、それが緩みにつながってはミート率は上がらないということです。まず再現性の高いスイングがあり、それを力任せでなく自分に合ったスピードで振ることがミート率の高さにつながっていきます。ゆっくり振った時、体の回転にヘッドがついてこれなくて、フェースが開いてしまうケースが考えられます。シャフトが柔らか過ぎると、特に出る現象です。もう1つは考えられるのはボール位置です。遠すぎるとフェースが開いたインパクトになってしまうことがあります。思い切り振れば、まっすぐ飛ぶのならスイングをいじるより、そのあたりを見直してみてはいかがでしょう。

 ■みなさんの質問を募集しています。「飛ばない」「スライスしてしまう」「だふる」「砂を見るのもいや」などなど。米山みどりさんがプロで培ったノウハウで、あなたの悩みを解決します。メールアドレスはspo-golf@chunichi.co.jp FAXは052-231-0628

 (毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「道具の使い方」と「お手軽エクササイズ」も掲載しています。)

 

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