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【コラム 米山みどりのゴルフの素】

距離を打ち分ける 飛ばしすぎない4つのコツ

2014年1月16日 紙面から

 今週はアプローチの中の距離の打ち分けです。フルショットの距離を正確に打てる人は多いけど、ハーフショット、スリークオーターショットを正確に打ち分けられる人、なかなかいませんよね。力は出すより、抑えることのほうが難しいからです。そのコツ、教えます。

写真

練習で体得

 ハーフショットとは、文字通りフルショットの半分の振り幅、スリークオーターショットは3/4の振り幅で打つショットのことです。ただ、これはあくまでイメージの話で、厳密に半分の振り幅とか3/4の振り幅を言っているのではありません。

 むしろ振り幅よりも距離で考えたほうがいいでしょう。サンドウエッジ(SW)のフルショットで100ヤードならハーフショットは50〜60ヤード、スリークオーターショットならだいたい80ヤード前後の距離を打つための振り幅ということです。この距離感を持つということは、ゴルフでは最も大切なことの一つです。さっきも書いたのですが、フルショットの距離というのは割と誰でも打てます。そこから5ヤード刻みくらいで距離を正確に打ち分けていければプロ級の距離感です。そこまでいかなくても、半分の距離、3/4の距離をちゃんと打てるようにしておけば、スコアアップはできます。

 フルショットを基準に話します。距離を落とすために、スタンスはそれより狭くします。振り幅を抑えるだけでなく、グリップも短く持ちます。距離を抑えるためには、スイングもいつもよりゆっくりと。スイング幅、スタンス、グリップ、スイングの速さの4つの組み合わせで距離を調節してください。大切なのは、たとえば自分の中で「この振り方だったら絶対に50ヤード以上は飛ばない」という基準を持つことです。この基準が本番での安心感につながります。

ミスを防げ

 練習場に比べると、本番ではより多くのアドレナリンが出て、スイングスピードが速くなり、いつも以上に飛んでしまうことがあります。アプローチで飛距離のオーバーは、致命的なミスを引き起こしかねません。そこで「どれだけ振ってもこれ以上は飛ばない」という基準が大事になります。ハーフショットの場合、握り拳一つ分くらい短く持っても構いません。どんなにアドレナリンが出てもオーバーをしないという安心感も、ショットにはいい影響を与えるはずです。

 振り幅というと、テークバックから切り返し、インパクトばかりを気にする人がいますが、インパクトからフォローまでも振り幅に入りますよ。フルスイングのようなフィニッシュでは、クラブフェースが走って、ボールが思ったより飛んでしまいます。クラブを止める位置を決めて、そこでちゃんと止める。フィニッシュを意識した練習を繰り返ししてください。 (毎週木曜日掲載)

 米山みどり(よねやま・みどり) 1976(昭和51)年5月9日、愛知県豊橋市出身の37歳。160センチ、58キロ。小学校では剣道で活躍し、小学校5、6年で全国大会優勝。ゴルフは13歳から始め、愛大在学中の1995年に日本女子アマで優勝。愛大を中退し、1998年にプロテスト合格。1999年のフジサンケイレディスクラシックで初優勝。引退した2011年シーズンまで13年間シードを確保した。ツアー通算7勝。

取材協力 京和カントリー倶楽部 愛知県豊田市中立町井ノ向7−1 (電)0565(98)3535

●パッと教えて

 Q:フェースを開くと、トップをしそうで怖くて打てません。実際にトップがひんぱんに出てしまいます。だからバンカーからのショットがとにかく苦手です。(愛知県みよし市K・T)

 A:バンカーショットなどで、フェースを開いて打つということは、ボールの手前を打つということです。つまりダフらなければいけないのです。フェースを開いただけで、いつも通りのスイングをすれば、トップが出やすくなります。ダフるように打つためには、まずいつもよりもひざを深く曲げます。そしてこの角度をフィニッシュまでキープします。スタンスはオープン。そのオープンに構えたライン通りに振れば、ボールに対してアウトサイドインのスイング軌道になりますよね。スイングはアウトサイドインに振り、フェースを打ちたい方向に向けておけば、ふわりとしたボールが打ちたい方向に出るはずです。ボールを上げようとしてすくい打ちになったら、ボールは上がりません。ひざを曲げ、ボールの手前にクラブフェースを思い切り打ち込んでください。

■みなさんの質問を募集しています。「飛ばない」「スライスしてしまう」「だふる」「砂を見るのもいや」などなど。米山みどりさんがプロで培ったノウハウで、あなたの悩みを解決します。メールアドレスはspo-golf@chunichi.co.jp FAXは052-231-0628

(毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「道具の使い方」と「お手軽エクササイズ」も掲載しています。)

 

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