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【コラム 米山みどりのゴルフの素】

ヒール浮かせてパター感覚で打つ ラフからのアプローチ

2014年1月9日 紙面から

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 ちょっと遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。4月から始まった「ゴルフの素」も8カ月が過ぎ、残りもあと3カ月となりました。今月は先月から続くアプローチをしばらく続けます。スコアに直結するアプローチは、それだけ奥が深く、いろいろな引き出しが必要なのです。応用力が問われるアプローチの中。ライが悪い時の打ち方もその一つです。

ヘッド抜け激変

 ゴルフは応用のスポーツ。風向き、雨などもそうだし、ボールがある傾斜や芝やラフの状態など、一つとして同じものがありません。それに一つ一つ対応していくのも、ゴルフのおもしろさですよね。アプローチも同じことが言えます。例えばライが悪い時のアプローチです。短いラフにボールがあっても、それが順目か逆目かで、まったく難易度が変わってきます。ソールが滑ってくれる順目ならいつもの転がしやピッチ・エンド・ランが使えます。でも芝が逆目だったら、ボールに当たる前に、ソールが芝に引っかかってザックリ、もしくは強めに打ってトップしたりする危険性があります。

 ライがベアグラウンドの場合も、アイアンをクリーンに打つことが難しくなります。

 そんな難しいライの時に使えるのがヒールを少し浮かして打つアプローチです。打ち方は簡単。サンドウエッジ(SW)やピッチングサンド(PS)を持って、いつものようにアドレスをとります。ボール位置は真ん中でいいでしょう。そのまま手元を少し上げて、ヒールだけを浮かします。極端にしなくても、1センチ程度浮かすだけで結構です。これでヘッドの抜けがまったく変わってきます。そのままパターのようにクラブを動かして打ってください。ヒールが浮いている分、芝の抵抗を受けずに簡単にボールをコンタクトすることができます。

 ヒールを浮かした分、クラブフェースが右を向いてしまうので、その分だけ左にかぶせるようにして構えるのがコツ。方向の微調整は、練習をしながらしてください。

UTは短く持って転がしてね

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 これはライが悪い状況でSWやPSを使う時の打ち方。もちろんほかにも方法があります。ユーティリティー(UT)やウッドを使う打ち方です。短く持って、転がす。これも振り幅とスイングの強さと転がる距離を練習場で確認してください。欧米の選手がこのUTを使ったアプローチを多用します。それだけ応用範囲が広く、いろんなライに対応できる打ち方なのです。ぜひ、練習場で身に付けてください。

◆トゥとヒール

 トゥは英語でつま先。ヒールはかかとのこと。クラブフェースを足のかたちに見立てて、フェースの先端側のことをトゥといい、シャフト側のことをヒールと呼ぶ。ヒールを浮かせるということは、クラブのソール(裏側)の接地面積を小さくするということで、それだけクラブの抜けがよくなり、ダフリを防ぐことができるのだ。

 米山みどり(よねやま・みどり) 1976(昭和51)年5月9日、愛知県豊橋市出身の37歳。160センチ、58キロ。小学校では剣道で5、6年全国大会優勝。ゴルフは13歳から始め、1995年に日本女子アマで優勝。愛大を中退し、1998年にプロテスト合格。1999年のフジサンケイレディスクラシックで初優勝。引退した2011年シーズンまで13年間シードを確保した。ツアー通算7勝。

取材協力 京和カントリー倶楽部 愛知県豊田市中立町井ノ向7−1 (電)0565(98)3535

●パッと教えて

Q:バンカーショットが苦手です。中でも硬く締まったバンカーにボールが入ると、どうしていいのかわからなくなります。(横浜市中年ギャンブラー)

A:硬く締まったバンカーの中にも、いろいろな種類があります。たとえば、雨で締まった砂なら、逆にバンスをきかせやすくなって、打ちやすいですよね。でも、中には砂の入れ替えをひんぱんにしていないコースもあります。もう砂じゃなくなってしまっているほど固まって、カチカチになっているバンカー。こういうバンカーでは、バンスがあると逆にはねてしまいます。バンスのないサンドウエッジ(SW)を使うか、砂を取らずにクリーンに打つか、あごが低いのなら、SWに比べてバンスの角度のないピッチングウエッジを使うか。そんなクラブの選択がいいかと思います。

■みなさんの質問を募集しています。「飛ばない」「スライスしてしまう」「だふる」「砂を見るのもいや」などなど。米山みどりさんがプロで培ったノウハウで、あなたの悩みを解決します。メールアドレスはspo-golf@chunichi.co.jp FAXは052-231-0628

 (毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「道具の使い方」と「お手軽エクササイズ」も掲載しています。)

 

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