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【コラム 米山みどりのゴルフの素】

まっすぐ飛ぶなんてありえない!! 狙って曲げる

2013年11月14日 紙面から

 今週は曲がるボールの打ち方です。ボールには2種類の曲がり方しかありません。左に曲がる回転と右に曲がる回転です。曲がらないストレートな弾道というものは、ゴルフではまずありません。今週はこの打ち方を練習しましょう。

持ち球を磨く

 曲げ方をレッスンする前に、強調したいことが1つだけあります。ゴルフでは、まっすぐな弾道というものは存在しないと思ってください。たしかにほぼまっすぐはあります。それでも、そのボールは回転しています。回転している以上、必ず右か左に曲がります。ましてや、屋外で自然を相手にするスポーツ。だから風はつきものです。風が吹くということは、ボールも影響されて曲がるということです。

 たとえば初心者ゴルファーに多いスライス。これをいやがって「まっすぐなボールの打ち方を教えてください」と話しかけてくださる人もいます。不可能なことを試みるよりも、自分の持ち球を磨いたほうが、ゴルフの上達は間違いなく早いんです。問題なのは、スライスに「なってしまう」ことであって、スライスを「打つ」ことは、まったく悪いことではないのです。わたしは現役時代、右に曲がる球を持ち球にしていました。左に曲がるフックボールよりも、そのほうが打ちやすかったからです。青木功さんも、そうですよね。プロが打つスライスをよくフェードと言いますよね。同じように、フックをドローと呼んだりもします。これ、回転としては同じなんです。

 スライス=初心者が打つような球とか、ドロー=上級者が打てる球というイメージは、とりあえず頭から捨て去ってください。意図した球なら、どちらも有効です。大切なのは、それを意図して打つこと。そして曲がりをコントロールすることです。

ミスで曲がるのはダメ!!何か原因あるはず

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 スライスに悩む初心者の方に言いたいのは、スライスしてしまう原因を探ってほしいということです。初心者が打つスライスは、プロが打つスライスと違って、ちゃんとフェースでボールを捉えていないケースが多いのです。いわゆるこすり球というものです。だから飛距離も出ないし、とんでもなく曲がります。この球を打っているうちは、やはりゴルフは上達しません。自分の持ち球を磨く前に、その原因を突き止めたほうがいいでしょう。上級者に見てもらうとか、レッスンに通うなどして自分のスライスの原因を客観的に把握することをおすすめします。

変えるのはアドレス ボールの位置+スタンス+肩のラインで調整

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正しい方法で

 次は何とかボールをコントロールできる方へのアドバイス。ボールの曲がりを、スイングでしようとしないでください。もちろん、それでもできます。でも、ヘッドの一瞬の動きで曲がりをコントロールするのは、ギャンブルそのものです。緊張する場面では、使えません。それよりも、ボールの場所、スタンス、肩のラインなどで、曲げてください。スイングは同じ。変えるのはアドレス。これが正しいボールの曲げ方です。

 米山みどり(よねやま・みどり) 1976(昭和51)年5月9日、愛知県豊橋市出身の37歳。160センチ、58キロ。小学校では剣道で活躍し、小学校5、6年で全国大会優勝。ゴルフは13歳から始め、愛大在学中の1995年に日本女子アマで優勝。愛大を中退し、1998年にプロテスト合格。1999年のフジサンケイレディスクラシックで初優勝。引退した2011年シーズンまで13年間シードを確保した。ツアー通算7勝。

取材協力 京和カントリー倶楽部 愛知県豊田市中立町井ノ向7−1 (電)0565(98)3535

●パッと教えて

 Q:以前、友人からインパクトの左手甲の向きに注意をしろと言われました。左手甲の向きがフェースの向きで、ボールの飛び出す方向と思っていいのでしょうか。 (愛知県一宮市、ゴルフ男)

 A:大まかに言うと合っています。でも細かく言うと違います。まず、左手甲とフェースの向きを完全に合わせるには、そういうグリップにする必要があります。でも、実際握ってみるとわかりますが、ストロンググリップではすでにアドレスした時点で、フェースの向きと左手甲の向きは違いますよね。ウイークグリップでもそうです。大まかに合っていると書いたのは、やはりインパクトの瞬間のフェースの向きを「感じる」のは手だからです。左手甲でも右の手のひらでもいいのですが、フェースが返りすぎたり、開きすぎたりしてインパクトした時の違和感は手が持ちます。手がアドレスに戻っていない違和感です。スイングでは、やはり手の感覚を大事にしてください。

■みなさんの質問を募集しています。「飛ばない」「スライスしてしまう」「だふる」「砂を見るのもいや」などなど。米山みどりさんがプロで培ったノウハウで、あなたの悩みを解決します。メールアドレスはspo-golf@chunichi.co.jp FAXは052-231-0628

(毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「道具の使い方」と「お手軽エクササイズ」も掲載しています。)

 

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