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【コラム 米山みどりのゴルフの素】

PWで85ヤード狙って打つ! ハーフショット 練習で体得しよう

2013年10月24日 紙面から

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 ピッチングウエッジ(PW)で100ヤードを打つことと、同じPWで85ヤードを打つことと、どっちが難しいと思いますか? 難易度はほとんど変わらないか、むしろ85ヤードで止めることのほうが難しくなるかもしれません。フルスイングすれば出せる飛距離より、短くても、力の加減をしなければいけない飛距離は、難易度が上がります。85ヤードをきちんと打てる人、なかなかいませんよね。

大胆に短く持つ

 ハーフショットやスリークオーターショットの難しさは、ゴルフを経験した人なら、誰でも理解できると思います。だから、プロはちゃんと残りの距離を計算しながら打ちます。中途半端な85ヤードを残すより、フルショットができる100ヤードのほうが、距離は残りますが、ピンに寄せられる確率が上がるからです。

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 そうは言っても、中途半端な距離を打つ機会は、ラウンドの中では必ずありますし、その打ち方も覚えておかなければゴルフになりません。ハーフショットやスリークオーターショットを打つ方法は、2つあります。クラブを短く持って打つ方法と、ヘッドスピードを落として打つ方法。もちろんその両方を使っても距離は短くなります。これは好みなのですが、外国人選手は割と短く持ってしっかり振るというタイプが多かったですね。ヘッドスピードを落として振ることの難しさは、加減が難しいこと。どれだけスピードを落とせば、どれだけ飛ぶか。特に緊張した場面では、力の入れ加減が難しくなるからでしょう。

 短く持つことのデメリットは、フルショットの感覚で振るから、思った以上に飛んでしまうこと。短くなれば、それだけ振りやすくなるし、シャフトが短くなることによって、通常よりさらにヘッドスピードが上がってしまうのです。PWで100ヤード飛ぶ人が、少し短く持ったくらいでは、距離はほとんど変わりません。だから、うんと短く持ってください。

 短く持てば、それだけいつもよりボールは体に近くなります。そしてボールの位置も右寄りになります。さらにスタンスも当然、せまくなります。これをセットで考えてください。短く持つということは、それに合わせてアドレスも変えるということです。その上で、アップライトに少しカット気味に振っていけば、思ったより飛んでしまったというミスは減らせます。

 もちろん、飛ばない小さなアドレスをつくるのは、ヘッドスピードを落として距離を調節するスイングでも同じです。練習場で、どれだけ短く持ったら、どれだけ距離が短くなるか、どれだけヘッドスピードを落としたらどれだけ距離が落ちるか、しっかりと確認してください。それぞれの距離を決めるのは、あなたの感覚です。こればかりは、誰も教えることができませんからね。

 米山みどり(よねやま・みどり) 1976(昭和51)年5月9日、愛知県豊橋市出身の37歳。160センチ、58キロ。小学校では剣道で5、6年全国大会優勝。ゴルフは13歳から始め、1995年に日本女子アマで優勝。愛大を中退し、1998年にプロテスト合格。1999年のフジサンケイレディスクラシックで初優勝。引退した2011年シーズンまで13年間シードを確保した。ツアー通算7勝。

取材協力 京和カントリー倶楽部 愛知県豊田市中立町井ノ向7−1 (電)0565(98)3535

●パッと教えて

 Q:アプローチの距離感をつかむ練習方法を教えてください。(東京TM)

 A:例えば、3ヤードをキャリーで打ちます。ボールが止まったところに、2球目をキャリーで打つ。そのボールが止まったところにキャリーで打つ。それを繰り返すのです。狙ったところにキャリーで打つ練習と、その時に、ランがどれだけ出るのかを知る練習方法です。もう1つ。ランダムに打つ練習も効果があります。同じ距離を打ち続けるのではなく20ヤードを打ったら50ヤード、30ヤード、20ヤードという具合に。練習場では打ち直せますが、本番では1球しか打てません。本番に近い緊張感で、真剣に打ってください。

■みなさんの質問を募集しています。「飛ばない」「スライスしてしまう」「だふる」「砂を見るのもいや」などなど。米山みどりさんがプロで培ったノウハウで、あなたの悩みを解決します。メールアドレスはspo-golf@chunichi.co.jp FAXは052-231-0628

(毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「道具の使い方」と「お手軽エクササイズ」も掲載しています。)

 

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