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【コラム 米山みどりのゴルフの素】

短いラフ思わぬワナ 浮いたボールにご用心

2013年10月3日 紙面から

恐怖のフライヤー

 今週はラフからの脱出法、その2です。先週は観察し、状況を把握することの大切さを書きました。もう一つ、ラフに特有の現象があります。それに気をつけてください。

◆ボールの弾道 左に出て右に曲がるのがフェード。右に出て左に曲がるのがドロー。真っすぐ出て左に曲がるのがチーピン。左に真っすぐ出るのが引っかけ。右に真っすぐ出るのがプッシュアウト。

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 先週、ラフのスイングは上から下が基本と話しました。でも、例外もあります。例えば、短く刈り込んだラフにボールが浮いている時です。上から打ち込みすぎたら、ボールの下にクラブヘッドが入ってだるま落としのようになります。飛んでるのは草だけなんて悲惨な状況になりかねません。アドレスでクラブヘッドのソールをボールの位置に合わせます。その高さにインパクトを合わせるのです。短いラフに浮いている場合は、ボールがティーアップされていると考えてください。ラフの抵抗も少ないから下から上にスイングする感覚です。ボール位置はあまり左にならないようにしてください。

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 さらに短いラフにボールが浮いている時におきる現象をもう一つ書きます。フライヤーです。ラフにボールが浮いていると、スイングスピードは通常とほとんど変わらなく振れます。そして先週書いたように、インパクト時は、フェースとボールの間に草がはさまっています。だから通常よりフェース面の上でボールを捉えることになります。そうすると、バックスピン量が減り、キャリーの飛距離が伸びます。さらにスピン量が減っているから、通常よりランも出ます。相乗効果で距離が相当に出ます。プロはフライヤーがおきそうな時は、いつもより何番手も小さめのクラブを選んで打ちます。

普段より右がいい

 状況を正確に判断し、素振りでラフを感じ、スイング。ボールの位置も、上から下に打つのなら、いつもより右にしてください。理由は、切り返しからダウンにかけて、上半身で迎えにいかないためです。この迎えにいくスイングになると、クラブ軌道がアウトサイドインになり、ボールが左に急激に飛び出てしまいます。こんな経験がある人は、上半身で迎えにいっている証拠です。ボール位置をしっかりと確認してください。このあたりのコツはフェアウエーウッドを払い打つか、打ち込むかでボールの位置が変わることと同じです。アドレスまでにすべての準備をすること。あとは自分を信じて振るだけです。

 (毎週木曜日掲載)

 米山みどり(よねやま・みどり) 1976(昭和51)年5月9日、愛知県豊橋市出身の37歳。160センチ、58キロ。小学校では剣道で活躍し、小学校5、6年で全国大会優勝。ゴルフは13歳から始め、愛大在学中の1995年に日本女子アマで優勝。愛大を中退し、1998年にプロテスト合格。1999年のフジサンケイレディスクラシックで初優勝。引退した2011年シーズンまで13年間シードを確保した。ツアー通算7勝。

取材協力 京和カントリー倶楽部 愛知県豊田市中立町井ノ向7−1 (電)0565(98)3535

●パッと教えて

 Q:インパクトで手首をこねてしまい、チーピンが出ます。グリップが原因なのでしょうか? (ポパイ)

 A:手首をこねてしまう人は、アプローチが苦手なはずです。フェースを過剰にローテーションさせるスイングは、ミドルアイアンやウッドは打てても、バンスを使ったアプローチができないはずですから。そんな人には片手打ちの練習が効果的です。右腕1本と左腕1本で、フェースにボールを乗せて、高さのある球を打てるようにしてください。次にフルスイングできないほど重いアイアンでボールを打つ練習です。重くて手首をこねられないはずですから。これでハーフショットやスリークオーターショットで、体と腕を同調させる練習を繰り返してください。

■みなさんの質問を募集しています。「飛ばない」「スライスしてしまう」「だふる」「砂を見るのもいや」などなど。米山みどりさんがプロで培ったノウハウで、あなたの悩みを解決します。メールアドレスはspo-golf@chunichi.co.jp FAXは052-231-0628

(毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「道具の使い方」と「お手軽エクササイズ」も掲載しています。)

 

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