トップ > 中日スポーツ > ゴルフ > コラム・米山みどりのゴルフの素一覧 > 記事

ここから本文

【コラム 米山みどりのゴルフの素】

FWダフってませんか?

2013年9月19日 紙面から

 今週はフェアウエーウッド(FW)の使い方です。一口にFWといっても。最近は多種多様。使い方しだいでは、本当に役に立つクラブです。もちろん、気を付けなければいけないポイントもありますよ。

意外にヘッド重い

 クラブには横から払うように打ったほうがいいドライバーから、アップライトに、上から下に打つウエッジまで、いろいろあります。横からがいいのか、アップライトがいいのかは、ゴルファーのパワーとシャフトの長さに関係します。

シャフトの長いクラブは自分に合った振り方に変えましょう

写真

 シャフトが長くなればなるほど、スイングプレーンは大きく地面に対してフラットになるし、短くなればなるほど縦の円になってきます。では、FWはどうでしょう。結論から言うと、パワーのある人は横。力のない女性ゴルファーは、上から下へのスイングになります。FWでよくダフってしまう人、いると思います。FWはシャフトが比較的長くて、ヘッドがドライバーより重いという構造上、ヘッドが思っているより手前に落ちやすい特性があります。だから力のない人は、ヘッドの重みに負けてダフってしまうのです。だから、横に振るより、上から振り下ろす感覚で振ってください。

重要なボール位置

 逆に力のある男性があまりに上から下に振り過ぎると、ロフトが必要以上に立ってしまって、左右に散りやすくなります。パワーのある人はヘッドの重みをしっかりと感じながら、右から左に、インパクトをあまり意識せずに振るといいと思います。

 その際の注意点として、ボールの位置にとにかく気を付けてください。上から下に振り下ろすということは、スイングの最下点付近にボールがなければいけません。すくなくともフラットに振るよりも右にボールがあるようにアドレスしてください。

振り方のコツ知る

 ボールが左かかとにあるのに、上から下に打ち込もうとしたら、上半身でボールを迎えにいって打たなければならなくなって、チーピンが出ます。または、フェースが開いてインパクトしたら、スライスになります。フラットに振るなら、真ん中より左に。上から下に振るなら、少し右にボールがあるようにアドレスすることが、FWの振り方のコツです。

 米山みどり(よねやま・みどり) 1976(昭和51)年5月9日、愛知県豊橋市出身の37歳。160センチ、58キロ。小学校では剣道で活躍し、小学校5、6年で全国大会優勝。ゴルフは13歳から始め、愛大在学中の1995年に日本女子アマで優勝。愛大を中退し、1998年にプロテスト合格。1999年のフジサンケイレディスクラシックで初優勝。引退した2011年シーズンまで13年間シードを確保した。ツアー通算7勝。

取材協力 京和カントリー倶楽部 愛知県豊田市中立町井ノ向7−1 (電)0565(98)3535

 ◆マッスルバックとキャビティーバック バックとは背中という意味。つまりアイアンのバックフェースの形状。バックフェースとは、フェースの裏側の面。薄く真っすぐなのがマッスルバック。下方向に厚みを増していくのがキャビティーバック。ほかにポケットキャビティー(バック)、ハーフキャビティー(バック)などがある。プロはフェースをコントロールしやすいマッスルバックやハーフキャビティーを使う。低重心で扱いやすいのがポケットキャビティーやキャビティー。

●パッと教えて

 Q:最近は女子プロの間でも、5番アイアンや6番アイアンをバッグから抜いている人が多いと聞きます。そんなにフェアウエーウッド(FW)がいいのなら、なぜ、男子プロは同じようなセッティングにしないのでしょうか。FWのデメリットってないのでしょうか? (S・T)

 A:あります。だから男子プロはFWをバッグに入れたがらないのです。FWの利点はつかまりがいいこと。ヘッドスピードのない女子プロにとっては、非常に扱いやすい道具です。しかし、このつかまりのよさが、逆に男子プロには左に引っかけやすいデメリットになってしまうのです。男子プロはとにかく左にボールを引っかけるのを嫌がります。だからアイアンをつかって、フェードでコースを攻めるのです。男子プロの間でマッスルバックのアイアンの人気が再燃しているのも、同じ理由からです。低重心のキャビティーアイアンでは、引っかけがでやすいからです。

■みなさんの質問を募集しています。「飛ばない」「スライスしてしまう」「だふる」「砂を見るのもいや」などなど。米山みどりさんがプロで培ったノウハウで、あなたの悩みを解決します。メールアドレスはspo-golf@chunichi.co.jp FAXは052-231-0628

(毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「道具の使い方」と「お手軽エクササイズ」も掲載しています。)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ