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【コラム 米山みどりのゴルフの素】

目印は近すぎず遠すぎず 弾道をしっかりイメージ

2013年8月29日 紙面から

1メートルほどの距離で見つける わずかな誤差が遠くで大きな差に

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 今週は目印の見つけ方をレッスンします。わたしたちは目印のことをスポットと呼んだりします。みなさんの中にはスパットと呼ぶ方もいらっしゃいますよね。目印は近すぎても、遠すぎても、NGですよ。

目線動かない距離

 みなさんは目印を、どう決めているのでしょうか。枯れ葉? バンカー? 小さなゴミ? そんなところでしょうか。自分がわかれば何を目印にしてもいいのですが、ボールとの距離だけは気を付けてください。

 ポイントは近すぎず、遠すぎず。ボールを見たら、その視野の中で目印を見つけてください。わかりやすいからと、目線を動かさないと見えないところに目印を置くと、それだけで集中力がそがれます。

 逆に近すぎるとどうなるか。目印とボールが近すぎるということは、目印と打ち出したい方向やボールの落としどころが離れるということです。この距離が離れれば、それだけ誤差がでます。わずかな誤差が、250ヤード先ではとんでもない差になります。

 目安としては1メートルほどの距離にある何かを目印にしてください。

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プロはアバウト?

 わたしの目印の見つけ方を教えます。実はわたし、割とアバウトにやってました。ごみや葉っぱを目印にしてスイングするのは、苦手なホールだけ。遠くを見ると、OBゾーンが目に飛び込んでくるようなせまいホールは、それだけでプレッシャーを受けます。そんな時に、目印にフェースをしっかり合わせ、遠くを見ず、振り切る。それ以外は、例えば打ち出したい方向にある木やバンカーの端などを目印にして、何となくフェースを合わせてました。それも目印を何度も確認なんてしません。そんな先のものに厳密にフェースを合わせるなんて不可能ですから。何となく合わせたら、弾道をイメージして振り抜く。

パットも同じ考え

 このやり方はもしかしたら毎日、プレーしているプロだからできることなのかもしれません。参考程度にしてください。ただ、厳密にフェースを合わせることに一生懸命になるより、何となく打ち出したい方向にフェースを合わせ、弾道をしっかりイメージして振る方が、わたしの場合、合っているのかなって思います。

 パットもそう。大きく曲がるラインなら厳密に目印を決めて、距離を出していく。けど、あまり曲がらないラインなら、方向より距離感です。距離を合わせてしっかり打てば、あまりラインに関係なくボールは入ります。「何となくこんな感じ」という感性を磨くことも、時には大切です。

 ◆スパット 英語で書くとSPOT。目印のこと。スパットとはボウリング用語で、レーン上に描かれている黒い三角形のこと。この三角形を目印に投げることから、ゴルフでも、目印のことをスパットもしくはスポットと呼ぶようになった。

 米山みどり(よねやま・みどり) 1976(昭和51)年5月9日、愛知県豊橋市出身の37歳。160センチ、58キロ。小学校では剣道で活躍し、小学校5、6年で全国大会優勝。ゴルフは13歳から始め、愛大在学中の1995年に日本女子アマで優勝。愛大を中退し、1998年にプロテスト合格。1999年のフジサンケイレディスクラシックで初優勝。引退した2011年シーズンまで13年間シードを確保した。ツアー通算7勝。

取材協力 京和カントリー倶楽部 愛知県豊田市中立町井ノ向7−1 (電)0565(98)3535

●パッと教えて

 Q:スイングの際に、どうしてもスエーをしてしまいます。自分では意識していないのですが、ビデオで見ると相当にひどいです。直りますか。 (岐阜市Y・S)

 A:スエーといってもテークバックの時のスエーなのか、切り返しの時の左へのスエーなのか、その両方なのかで対処方法が変わります。ただ、右にスエーをする人は、だいたい、左にもスエーをすることが多いです。右にスエーをすると、切り返しで体を元に戻そうという動きにクラブのスピードなども加わって、左に動き過ぎるからです。スイングを直線的な動きで考えていませんか。スイングはどこまでも回転運動です。真後ろにテークバックするのではなく円(スイングプレーン)を描く意識を強くもってください。そうすればスエーはおさまると思います。

■みなさんの質問を募集しています。「飛ばない」「スライスしてしまう」「だふる」「砂を見るのもいや」などなど。米山みどりさんがプロで培ったノウハウで、あなたの悩みを解決します。メールアドレスはspo-golf@chunichi.co.jp FAXは052-231-0628

(毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「道具の使い方」と「お手軽エクササイズ」も掲載しています。)

 

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