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【コラム 米山みどりのゴルフの素】

いいスイングは正しい目線 肩のラインと目のライン ずっ〜と一緒

2013年6月27日 紙面から

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 今週のレッスンは目線です。構えた時、右肩が左肩より少し落ちているのが自然なように、目線も右目が左目よりも落ちているのが自然です。その目線を保ったまま、最後まで振り切ってください。

右目は少し下

 みなさん、ゴルフをする時、目線を気にしていますか? すごく大切なのに、アマチュアゴルファーのみなさん、あまり気にしている様子がないように思います。いいスイングには、正しい目線が必要です。

 目線とは文字通り、左目と右目を結んだ線です。構えた時、右肩が左肩より下がるように、目線も左目から右目にかけて斜めに傾きます。まず、この構えができているかどうかを、練習場の鏡などで確認してください。

 左肩と右肩を結んだライン、左目と右目を結んだラインは、アドレスとインパクトではほぼ平行になっていると思ってください。ここからバックスイングに入ります。肩はトップまで動きますが、できる限り、目線はアドレスの位置をキープしてください。左右には少しくらい動いても構いませんが、高低のぶれには気をつけてください。大切なのは前傾の維持です。前傾というと背骨を傾けることだと思っている方がいますが、前傾するのは骨盤から頭の先まで。すべてを前傾させてください。そしてスイング時のヘッドの動きに合わせて、目線も同じようなプレーンを描きます。バックスイングからインパクト、フォローまで前傾をほどかず目線もプレーンをなぞるように動かしてください。

 まず、頭の中でボールを打つことを想像しながら、ゆっくりと素振りをしてください。構えて、テークバック、トップ、切り返し、インパクト、フィニッシュという動きですね。トップまで頭はできる限り動かさず、静かに動く。インパクトからフォローまでは頭の先まで前傾をほどかずプレーンを描くようにフィニッシュまで振り切る。

素振りで確認

 1990年代から2000年代にかけて、米国女子プロゴルフ界の女王として君臨していたアニカ・ソレンスタムという選手を覚えていますか? ソレンスタムのスイングで特徴的だったのが、インパクト。ボールが当たる瞬間、顔はすでに目標を向いていました。あの個性的な打法も、実はちゃんと理にかなっているんです。よくスイング中にヘッドアップをしてはいけないと言われています。その理由は前傾が崩れ、目線が変わってしまうからです。一見すると、ソレンスタムもヘッドアップしているように見えますが、ソレンスタムは、アドレスからフィニッシュまで、目線は正確にプレーンを描いているのです。だからソレンスタムのスイングは、ヘッドアップではなく、ルックアップなんです。

 インパクトでボールを見なくても、目線さえプレーンに動いたら、ちゃんとヒットできるという証明です。素振りやゆっくりとしたスイングから始めて、目線もプレーンを描くように振ってください。

 ◆ヘッドアップ 特にトップからダウンスイング、インパクトにかけておこりやすいミス。前傾が崩れ、上体が起きてしまうこと。ヘッドアップすると、体の開きが早くなり、シャフトが長いドライバーではスライスのミスが、シャフトが短いクラブでは、開いた上体で無理やりボールを打ちにいくため、今度は逆に右肩が突っ込み、ひっかけのミスが起きやすい。主に過度な力みが原因。

 米山みどり(よねやま・みどり) 1976(昭和51)年5月9日、愛知県豊橋市出身の37歳。160センチ、58キロ。小学校では剣道で5、6年全国大会優勝。ゴルフは13歳から始め、1995年に日本女子アマで優勝。愛大を中退し、1998年にプロテスト合格。1999年のフジサンケイレディスクラシックで初優勝。ツアー通算7勝。引退した2011年シーズンまで13年間シードを確保した。

取材協力 京和カントリー倶楽部 愛知県豊田市中立町井ノ向7−1 (電)0565(98)3535

●パッと教えて

Q:イメージする大切さを米山さんは説きますが、イメージトレって、具体的にはどうすればいいのでしょう? プロはどうやっているのですか? (岐阜市・90を切りたいさん)

A:ぜひ、機会を見つけてプロのトーナメントに行ってください。注目してほしいのはラウンド前の練習です。耳をすますと、キャディーが選手に声をかけています。「1番、パー4、378ヤード、第1打」。その設定を聞いた選手はドライバーで狙いを定めてティーショットを打っています。「第2打、残りセンターまで140ヤード。ピン位置は右奥4メートル」。今度は8番アイアンを手にしています。140ヤードを8番で狙ったところにぴったり打ちます。これがイメージトレーニングです。ラウンド前にスイングのチェックなどほとんどしません。狙ったところにどうやって落とすか。それを練習から必死でやります。これがイメージトレーニングです。これがラウンド前の準備なんです。全ホールは無理でもポイントとなるホールを見つけて、練習場でシミュレーションしてみてください。失敗しても続けること。これがコツです。

■みなさんの質問を募集しています。「飛ばない」「スライスしてしまう」「だふる」「砂を見るのもいや」などなど。米山みどりさんがプロで培ったノウハウで、あなたの悩みを解決します。メールアドレスはspo-golf@chunichi.co.jp FAXは052-231-0628

(毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「即効!!レッスン」と「お手軽エクササイズ」も掲載しています。)

 

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