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【コラム 米山みどりのゴルフの素】

グリップの握りはやさしくね 基本を学べば動きの理屈が分かってくる

2013年4月18日 紙面から

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 こんにちは。ゴルフ、してますか?新緑が目にまぶしい季節です。ゴルフ場にいるだけで、なんだかウキウキしてきませんか? 美しい自然の中に身をひたす。これもゴルフが持つ魅力の一つだと思います。ではレッスン、始めますよー!

大事な右手 指で感じて

 先週はグリップと構えをやりました。今週もその続きです。グリップをもう少し、詳しく説明します。ストロングでもスクエアでも、自分が握りやすいグリップならそれでいいと先週書きました。右手と左手の重ね方もそうです。インターロッキングでもオーバーラッピングでもベースボールでも、自分に合う重ね方を見つけ、それを大切にしてください。力むことなく振り切れるスイングができるグリップが、基本です。

 グリップと密接に結び付いているのが、シャフトの握り方です。これもいろいろありますが、まずは基本を教えます。左手は小指の付け根から斜めにシャフトを持ちます。手のひらはあまりおすすめしません。指が余ってしまって、それが力みにつながるからです。そしてもう1つ、手のひらで握ると、シャフトに角度が付きすぎて、ハンドダウンになってしまいます。過剰なハンドダウンはボールがつかまりすぎて、極端なフックボールにつながります。特に力の強い男性は気をつけてください。

 シャフトを指で斜めに持つのは、シャフトを長く持ちたいからです。シャフトを長く持てれば、それだけスイングが安定します。

 次に右手です。右手は必ず指で握ってください。こっちは手のひらは厳禁です。右手は、とにかく繊細な感覚を持たなければいけないのです。スイング中で「もっとも感じなければいけない部分」といってもいいかもしれません。「当たりが薄い」「つかまりすぎ」などの感覚はすべて右手が担当します。スイングで最も頼りになるのは、この右手と耳です。スイング中、ヘッドは猛烈なスピードで動いています。だから目で何かをするなんてことはできません。目はスイング中、ほとんど役に立たないと思ってください。

 そこで問題です。手のひらと指。どっちが感覚が鋭敏だと思いますか?もちろん指ですよね。だから右手は指で握る。強く握らず、繊細な感覚を大切にしてください。右手はフェースの向きだと思ってください。右手のコントロールがフェースのコントロールです。レッスン書には、右の親指と人さし指に隙間をつくらず「締めろ」と書かれてますよね。わたしもそう習いました。でもこの言葉は要注意。特に男性は「締める」という感覚が強すぎると、力が入りすぎて指先の感覚が死んでしまいます。関節もロックされ、ヘッドが走らなくなります。

親指置き方は?

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 力のある男性は特に気をつけてください。締めるのはなく、指と指を密着させるような感覚で結構です。最後にサム(親指)です。握り方には指の第一関節より上の腹の部分でシャフトを抑えるショートサムと、すべての腹で押さえるロングサムがあります。できたらショートサムにしてください。ロングサムのように親指を寝かせると、クラブを強く押さえ付けすぎて、ハンドダウンになり、フックが出やすくなります。ロングサムは指を痛めやすいという欠点もあります。

 ただし、親指の抑え方は、あくまで原則であり、絶対ではありません。指の長さとかにも関係するので、絶対に正しいというものはないのです。いろいろ試して、自分に合ったものを見つけてください。

米山みどり(よねやま・みどり) 1976(昭和51)年5月9日、愛知県豊橋市出身の36歳。160センチ、58キロ。小学校では剣道で5、6年全国大会優勝。ゴルフは13歳から始め、1995年に日本女子アマで優勝。愛大を中退し、1998年にプロテスト合格。1999年のフジサンケイレディスクラシックで初優勝。ツアー通算7勝。引退した2011年シーズンまで13年間シードを確保した。

取材協力 ゴルフヴィラ ローラン 愛知県豊橋市下地町字前田4−1 電話0532(52)8021

●パッと教えて

Q:ロングアイアンが苦手です。得意になる方法を教えてください (T・S)

A:苦手を得意にするには地道な練習しかありません。特にロングアイアンは、プロでも使いこなすことが難しいクラブです。一つ言えるのは、苦手なら使わなければいいという思い切りも必要です。女子プロでも、最近は4番アイアンをセットからはずしている選手が大勢います。苦手なら使わないという選択肢もあります。自信を持って振ることができる番手で刻めば、いいスコアが出るはずです。ゴルフはスイングのコンテストではありません。いかに少ない打数で上がることができるかを競うスポーツです。180ヤードをウッドでグリーンオンできる技術がないのなら、ピッチングウエッジで刻んで、2打でしっかりグリーンオンすればいいのです。ピンそばによれば1パットで入れることもできます。

■質問を募集しています。「飛ばない」「スライスしてしまう」「だふる」「砂を見るのもいや」などなど、米山みどりさんがプロ生活で培ったノウハウで、あなたの悩みを解決します。メールアドレスはspo-golf@chunichi.co.jp FAXは052-231-0628

(毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「即効!!レッスン」と「お手軽エクササイズ」も掲載しています。)

 

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