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【コラム 撃戦記】

怪物がいよいよ世界のスターに

2020年2月1日 紙面から

 井上尚がいよいよ本場ラスベガスのリングに立つ。ファンも待ちわびた舞台だ。米国ファンも同じだろう。ボクシング界の怪物が目の前で見られるのだから。

 WBOの王者カシメロをどう料理するのか、目が離せない。井上尚は階級最強が懸かったWBSSトーナメントを制覇した。名実ともにバンタム級で頂点に立つ王者である。カシメロを倒せば3団体統一王者になる。

 だが、カシメロはなかなかのくせ者。井上尚は前回のドネア戦に続く難敵との闘いになりそうだ。身長163センチのカシメロのスタイルは、6階級を制覇した伝説の王者、マニー・パッキャオに近い。攻撃的なボクシングで見せ場をつくる。3階級制覇の実力は侮れない。

 直近では南アフリカの強豪、ゾラニ・テテを3回KOで退けている。33戦で29勝(20KO)4敗のキャリアを甘く見ると、痛い目に遭いそうだ。

 井上尚は昨年のドネア戦後、主戦場を米国に移すと宣言した。これまで海外では英国と米国で1戦ずつ。今度の試合で米国は2戦目となる。舞台はボクサーにとっての聖地、ラスベガス。

 「そこで試合ができることは誇り」と井上尚。ただし、パッキャオやドネアのように生活拠点を移してまでの計画ではない。これまでの日本人選手と同じ拠点は日本。このやり方で、米国ファンをどこまで呼び込めるのかも見ものだが、まずはラスベガスでの初戦、ファンが驚くパフォーマンスを期待したい。 (格闘技評論家)

 

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