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【芹澤信雄先生の「ゴルフの強化書」】

高くティーアップして練習!! 身につけようレベルスイング

2015年4月23日 紙面から

FWの苦手意識なくなる

あえてトップを打つ

 今週はレベルスイングをレッスンしていきます。ボールを高くティーアップして、フェアウエーウッド(FW)を打ってみましょう。特にFWに苦手意識を持っている人におすすめ。レベルスイングは、ドライバーやアイアンにも効果絶大です。 (聞き手と構成・青山卓司)

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しゃくり上げダメ

 −FWが苦手な人って、実はアマチュアゴルファーに多いと思うんです。わたしもそう。スプーン(3番ウッド)なんて、ティーグラウンドでしか使ったことがないし、今ではキャディーバッグの中に入ってません

 芹澤「FWをうまく打つにはコツがあります。体をレベルに回転させることです。ミスショットをする時は、腰が浮いたり、右肩が突っ込んだりしている時ですね。FWは少しでも上体が突っ込んだり、しゃくり上げる動きがあると、うまく打てないクラブです」

 −何かいいドリルはあるのでしょうか

 「ありますよ、もちろん」。そうニヤリと笑って、芹澤プロはおもむろに打席に立った。

 「要は、強制的にレベルに回らないと打てなくすればいいんです。そのためにはティーアップして打ってみましょう」

 −ティーアップですか。でもそれ普通の練習ではないでしょうか

 「違うんです。普通の低いティーではなく、ドライバーのように高くティーアップします。これなら体が突っ込んだら、クラブヘッドが上から急激に下りて、テンプラになります。しゃくり上げる動きが少しでもはいったら、フェースが開いて右にすっぽ抜けます」

 −ティーを高くすることで、失敗した時のボールの出球をわかりやすくするわけですね

 「そうです。このドリルは相当に恐怖心が最初はあります。だから慣れるまで、ゆっくり丁寧にテークバックをして、腰をレベルに回しながら、あえてトップを打つように振ってください。ゆっくりスイングプレーンをなぞるような感じです。たぶん最初は、クラブヘッドのクラウンの上のほうに当たり、天ぷらになってしまうはずです」

 −トップをあえて打つ意図は何でしょうか

 「レベルに振りたいからです。ティーを高くしたボールでトップを打つためには、腰をレベルに回すしかないのです。クラブヘッドをできる限りボールに対し、真っすぐ当てていきたいから、あえてここではトップを打ってみます」

アイアンでも効果

 青山が試してみた。ゆっくり振れば、きれいに当たる。

 −トップでいいと思うと、意外に当たりますね。レベルに振るという感じが、少しわかってきたような気がします

 「ではこんなドリルはどうですか」と芹澤プロが紹介したのが連続打ち。1つは高くティーアップしたボール、もう1つはマットに置いてあるボール。芹澤プロはティーアップしたボールを打った直後、連続してマットに置いてあるボールを打った。

 「ね、こういう練習をすると、さらにうまく打てるようになります。反復することで、できなかった動きができるようになっていきます」

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 −最初はできなくても、やり続けることが大切ですね

 「そうです。このレベルに振るスイングは、FWだけじゃなく、ドライバーやアイアンにもいい影響があります」

決め手は腰の回転

 −アイアンやドライバーもレベルに振ることが大切ということでしょうか

 「もちろんです。しゃくり上げたり、右肩を出して軸が動いてしまってはスイングになりません。いかにレベルに振っていけるかが大切です。クラブフェースの小さなFWでレベルに振るスイングを身に付けたら、全体のスイングバランスもよくなります。ヘッドが大きいドライバーではごまかせたものが、FWではごまかしがききませんからね」

ベタ足なら高いティーでも意外に打てる

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 −レベルスイングをするために大切にしなければいけないものは何でしょうか

 「やはり腰の回転です。腰の回転がレベルでなければ、フェースは真っすぐボールに当たりません。ティーアップしたボールが怖くて打てないという人は、最初は腰を動かさずに打っても構いません。べた足にして、腕だけを返していく。これなら腰も動かないので、打ちやすいはずです。腕だけを返すというわたしの原点のスイングです。これができたら、少しずつ腰の動きもいれていけばいい。最終的にはトップで右を向いて、腰をレベルに回して、左向け左のイメージです」

 ▼芹澤信雄(せりざわ・のぶお) 1959(昭和34)年11月10日生まれ、静岡県御殿場市出身の55歳。173センチ、70キロ。(株)TSIグルヴアンドスポーツ所属。御殿場西高校まではスキーの選手で国体出場経験もある。18歳からゴルフを始め、1982年プロテスト合格。ツアー通算5勝、現在はシニアツアーを主戦場とし、シニアツアーでも1勝を挙げている。

 <教えて下さい> あなたがひそかに続けている練習、教えてください。練習場で、自宅庭で、部屋で、ラウンド直前、ラウンド後。何でも結構です。「これは絶対、役に立つ」「すぐには効かないけど、続ければ必ずスコアアップする」などなど。採用された人には本紙オリジナルのプレゼントを差し上げます。宛先はFAX052(231)0628まで。

 ◆教わる人・青山卓司 入社以来、編集一筋。アマチュアスポーツやプロ野球を担当した後、今は一般スポーツのデスク兼ゴルフ担当。プロ野球担当になり、必要にせまられ40歳からゴルフを始めた。ドライバーの飛距離だけが自慢のこのページの編集担当。この1年で、現在15のハンディキャップを何とか一桁にまで縮めたい。172センチ、68キロ。51歳。

(毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「お手軽エクササイズ」も掲載しています。)

 

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