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【佐藤信人のスイング処方箋】

フェアウエーバンカー ダウンブローでミス防止 アーリーリリース注意!ハンドファースト意識しよう

2019年2月28日 紙面から

 バンカー編の最終回は、フェアウエーバンカーです。佐藤信人プロは「普段のショットと同じで、全然気にならない」と言います。でもアマチュアには、ミスが出やすい難しい状況です。佐藤プロに打ち方の基本を教わりましょう。 (取材・構成 末松茂永)

ダフり許されない

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 普段から球の先で最下点を迎えるダウンブローに打てる人は、フェアウエーバンカーを苦にしません。しかしアマチュアの多くは、トップ時のコック(手首の角度)が早くほどけるアーリーリリースのため、ミスが生じやすい状況と言えます。フェアウエーだったら多少ダフってもクラブヘッドが芝を滑ってくれますが、バンカーではちょっとのダフりも許してくれません。

 フェアウエーバンカーで最初にするのは、土台作りです。スイング中に体がぐらつかないよう、足場を固めましょう。両足を砂の中に少し埋めて、下半身を安定させてください。そして足を埋めた分だけ、グリップを短く持ちましょう。足を埋めると球に近づくので、いつもと同じ位置でグリップを握るとダフりやすくなります。フェアウエーバンカーでは、トップよりもダフりの方が大きなミスにつながります。

球を過ぎて当たる

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 僕が一番気をつけているのは、スイング中に緩まないことです。いつもよりフィニッシュを低く止め、スイングをコンパクトにするといいでしょう。フェアウエーバンカーもフェアウエーも打ち方の基本は変わりません。クラブを球に直接コンタクトさせる、ダウンブローで打つことです。ダウンブローのレッスンでも言いましたが、注意してほしいのはアーリーリリースにならないこととハンドファーストで打つことです。

アーリーリリース注意!ハンドファースト意識しよう

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 特にダフりが許されない状況では、ハンドファーストで打つ意識が大切です。ダウンスイングで下りてきた自分の手(グリップ)が完全に球を通り過ぎてから、クラブが球に当たるイメージを持ちましょう。アマチュアの多くは、ハンドファーストで打っているつもりでも、ハンドファーストで打てていません。手が球を通り過ぎてから、球をとらえる感覚をこの機会にぜひ覚えてください。

インサイドアウト

 それでもダフってしまう人は、距離の打ち分けをレッスンしたバンカー編初回を思い出してください。遠くに飛ばす場合は、インサイドアウトの軌道で打つと砂が薄く取れると言いました。フェアウエーバンカーでもストレートからインサイドアウトへ振り抜くイメージでスイングするといいでしょう。ダフらないスイング習得は簡単ではありません。気持ちに余裕を持って、気長に取り組んでください。

【担当記者のなるほど!】

悪癖の原因は「終始球を見る」!?

 ダウンブロー。上達に欠かせない技術だと、佐藤プロに接して思います。習得の道は険しいですが、自分なりにも研究しています。今取り組んでいるのは、頭を残すダウンスイング。その練習中に気がつきました。トップ時に左目をつぶって、利き目の右目だけで球を見ようとしたら、球が見えません。そこで仮説を立てました。球を終始見ているから、球に合わせる悪癖が出る−。このことを佐藤プロに伝えたら「そう思うなら、球は見ないべきですよ」と。しばらく球を見ない意識で練習します。 (す)

 ▼佐藤信人(さとう・のぶひと) 1970(昭和45)年3月12日生まれ、千葉県習志野市出身の48歳。179センチ、75キロのドローヒッター。幼少期に父親の影響でゴルフを始め、中学3年ごろから本格的に取り組む。高校卒業後は渡米し陸軍士官学校、ネバダ州立大で学び、1993年にプロテスト合格。97年にツアー初優勝し、国内メジャー3勝を含むツアー9勝。海外メジャーにも出場。現在はゴルフ解説者としてテレビや雑誌の仕事のほか、男子ツアーのコースセッティングに携わる。

 取材協力 涼仙ゴルフ倶楽部(三重県いなべ市員弁町東一色2796)(電)0594(74)5110

(毎週木曜日の紙面に掲載)

 

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