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【佐藤信人のスイング処方箋】

ライ見極めて 緩まずスイング イメージが大切です!グリーン周りの状況別アプローチ

2019年1月31日 紙面から

 アプローチで大切なのは、打つ前の状況判断とインパクト直前で緩まずにスイングすることだと、佐藤信人プロは強調します。佐藤プロが球の状況をどう見極めて、打ち方をどう決めているのか状況別に見てみましょう。

 (取材・構成 末松茂永)

徐々にヘッド加速させる

 アプローチで大切なのは状況判断です。球がどういう状態にあるのか、ライ(球の状況)を見極めてください。球が芝の薄いところにあるのに、球を上げようとするのはミスのもとです。どういう球が出やすいのか予測し、球をどのくらい転がして寄せるのかイメージしましょう。打ち出す球の高さ、球の落とし場所を決めたら、打ち方とクラブも決まります。ここまでは準備です。

 打つ時に気をつけてほしいのは緩まないことです。アプローチで緩みは禁物です。トップしたくない、ダフりたくない、きっちり当てたいと気持ちのベクトルが球に向かえば向かうほど緩みやすくなります。フィニッシュの位置を決めたら、軽く地面をこする素振りをして、そのイメージを残したまま打つといいでしょう。では状況別の打ち方を紹介します。

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 【逆目の芝】

 逆目は球が飛びません。対処法は、芝の抵抗に負けないよう強く打つことです。球の近くの芝をクラブでこすってみて、芝の抵抗がどの程度あるか判断してください。ヘッドスピードを徐々に加速させるような感じで打つのがコツです。

沈み具合で難易度変わる

 【バンカー越え】

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 球が浮いているのか、浮いていないのかでは、難易度が全く違います。球が浮いた状態であれば比較的簡単に打てます。バンカー先とピンの間に落とし、ワンパットで上がる「寄せワン」を目指したいところです。

 難しいのは球がラフに沈んでいる場合。どのくらい沈んでいるかで難易度は異なりますが、球を上げるのは難しいと判断したら、低い球でいいのでバンカー越えを最優先させましょう。最悪なのは手前のバンカーに入れることです。アプローチはライによって打ち方が変わります。状況判断をしっかりして、どういうショットをするのかイメージをつくり込むことが大切です。

イメージほど前飛ばない

 【極端な左足上がり】

 打ち出したい高さに目線を合わせてアドレスしてください。

 グリーンの端からピンまで距離がある場合は、球を転がして寄せるといいでしょう。グリーン周りでいつも使うクラブより番手を1つ上げるのが得策です。いつもサンドウエッジを使う人はピッチングウエッジを使ってください。左足上がりは球が上がりやすく、イメージよりも球が前へ飛びません。番手を上げることでショートするミスが軽減されます。少し低い弾道をイメージし、目線を下げましょう。

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 ピンが近くにある場合は、2通りの打ち方が考えられます。球を落としたい距離に対して、いつも使っているクラブで少し強く打つのか、番手を上げていつもと同じ強さで打つのかは、打ちやすい方を選んでください。球を上げて止めたいので、目線は高くします。

【担当記者のなるほど!】

ミスの不安より成功のイメージを持ちたい

 佐藤プロのレッスンを通じて思うのは、ナイスショットのイメージを持つ大切さです。大半がミスショットの自身を省みると、打つ前はミスへの不安しかありません。今年は意識を改めます。打つ前は自分の打ちたいショットの成功イメージしか持たず、ミスしたらその時に反省します。考えてみたら、確かにパットが決まる時、カップに入るイメージが打つ前に湧いてくるときがあります。そんな感じでアプローチができればと思います。 (す)

 ▼佐藤信人(さとう・のぶひと) 1970(昭和45)年3月12日生まれ、千葉県習志野市出身の48歳。179センチ、75キロのドローヒッター。幼少期に父親の影響でゴルフを始め、中学3年ごろから本格的に取り組む。高校卒業後は渡米し陸軍士官学校、ネバダ州立大で学び、1993年にプロテスト合格。97年にツアー初優勝し、国内メジャー3勝を含むツアー9勝。海外メジャーにも出場。現在はゴルフ解説者としてテレビや雑誌の仕事のほか、男子ツアーのコースセッティングに携わる。

 取材協力 涼仙ゴルフ倶楽部(三重県いなべ市員弁町東一色2796)(電)0594(74)5110

(毎週木曜日の紙面に掲載)

 

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