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【佐藤信人のスイング処方箋】

弾道の高さをフィニッシュで打ち分け グリーン周りのアプローチも打つ前のイメージ大切です

2019年1月24日 紙面から

 今週はグリーン周りのアプローチの基本を紹介します。佐藤信人プロの指導はシンプルです。打ちたい弾道の高さに応じてフィニッシュの高さを変えるだけです。やはりアプローチでもいつものレッスンと同じように打つ前の準備、イメージ力が大切のようです。

 (取材・構成 末松茂永)

足の幅は変えない

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(上)球の位置の基本は両足の真ん中(下)両足の幅は拳1つ

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 高弾道、中弾道、低弾道の球をどう打つか−。高さの打ち分けは、球の位置とフィニッシュの高さを変えます。2つの組み合わせによってさまざまな弾道、球種が打てます。今回は両足の真ん中に球を置いた場合を基本に紹介します。

 フルショットをしないグリーン周りのアプローチは、足の幅も自然と狭くなります。拳1つぐらいの幅を基本としてください。球筋に応じて足の幅を変える必要はありません。

 球の高さは、フィニッシュの位置を変えて打ち分けましょう。高弾道を打ちたいと思えば、手は肩より高い位置でフィニッシュ。高い球ですので、グリーン上で止まりやすくなります。次にラウンド中に最もよく使う中弾道。球を上げて転がす「ピッチエンドラン」とも言われます。フィニッシュの手の位置は胸ぐらい、中ぐらいの高さに収まります。もうお分かりですね。低弾道は低いフィニッシュとなります。球の転がり(ラン)が増えるので、球足を長く使いたい時に有効です。応用編として、さらに低い球を打つ場合は、球の位置を右足側に寄せます。クラブヘッドのロフトをより立てた状態で球をとらえやすくなります。

グリーン周りでフルショットを打つような構えはご法度

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 アプローチで大切なのは、どんな球筋でどう寄せるのか、そのイメージをつくることです。そのイメージした高さに球を打ち出せるよう、素振りでフィニッシュの位置を見つけてください。

素振り地面こする

 素振りでもう一つ大切なのは、クラブヘッドを地面にちゃんと当てることです。実際のインパクトを想定して地面をこすってください。地味ですが、地面をこすらない素振りとは効果が歴然。お薦めです。

 グリーン周りのアプローチはピンに寄せたい気持ちに加え、ダフりたくない、トップしたくないと球を打つことばかりに意識が偏りがちです。ミスを極力減らすには、スイングのゴールを決め、そのゴールに向かって振ることです。パットの時も言いましたが、フィニッシュ(ゴール)を意識すると、ミスの大きな要因となる「緩み」がなくなります。

間際の小細工は×

 球に当たるインパクト間際に小細工しようとすると、ミスが発生します。球に当たる、当たらないは意識するなと言われても実践するのは難しいと思います。しかし、意識しない方がうまくいくのが現実です。アプローチの成功率を高めるには、距離感や球の高さだけを考えて打つことです。

【担当記者のなるほど!】

コースに出るとやっぱり球に合わせる

 本欄で何回も告白していますが、球に当てようと合わせる悪癖があります。グリーンに近づけば近づくほどその傾向は強くなります。佐藤プロが言う通り、フィニッシュを意識すると改善できることは練習で実感しています。しかしコースに出ると、球に合わせてしまうのです。トップとダフりを恐れるあまり、トップとダフりが出る負のスパイラル。コースで成功体験を積むしか改善方法がないのかと思うと、月1ゴルファーとしてはつらいところです。今週はぼやきになってしまいました。 (す)

 ▼佐藤信人(さとう・のぶひと) 1970(昭和45)年3月12日生まれ、千葉県習志野市出身の48歳。179センチ、75キロのドローヒッター。幼少期に父親の影響でゴルフを始め、中学3年ごろから本格的に取り組む。高校卒業後は渡米し陸軍士官学校、ネバダ州立大で学び、1993年にプロテスト合格。97年にツアー初優勝し、国内メジャー3勝を含むツアー9勝。海外メジャーにも出場。現在はゴルフ解説者としてテレビや雑誌の仕事のほか、男子ツアーのコースセッティングに携わる。

 取材協力 涼仙ゴルフ倶楽部(三重県いなべ市員弁町東一色2796)(電)0594(74)5110

(毎週木曜日の紙面に掲載)

 

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