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【Penペン草紙】

新型コロナウイルスが4月のF1カレンダーを直撃 中国GP延期も代替案却下…早い終息を願う

2020年2月20日 18時0分

昨年の中国GPで優勝したメルセデスのルイス・ハミルトン(右)をスタンドのファンが祝福する(AP)

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 新型コロナウイルスが中国で猛威を振るっており、4月19日に上海で予定されていたF1中国GPの延期が決まった。いつ代替開催するかについてF1運営会社は、前半戦の最後(8月)に夏休みを1週間削って押し込むか、あるいはシーズン最後、12月はじめに付け足したい―と各チームに打診したが、見事に拒否されたという。

 このため延期とは言っても、最終的には中止となる可能性が極めて高そうだ。さらに、4月12日に予定されているベトナムGPも、開催が見送られる恐れがある。そうなれば、4月が完全に空白という異例の事態だ。

 少なくとも中国が最終的に中止となれば、大規模な騒乱が原因だった2011年3月のバーレーンGP以来、9年ぶりのお流れ。何だか皮肉なものだと思う。F1運営会社は将来的に年間25戦まで増やしたい考えを公言。今年はその手始めとして、史上最多の22戦を組んだのだ。

 そもそもレース数の拡大は、チームも選手も大きく負担が増えるため、乗り気ではない。それが結局、今年は昨年と同じ21戦、悪くすれば20戦に減ってしまうかもしれない。日程をタイトに組んだから、代替開催を押し込む空きが見つけにくい。出ばなをくじくとはこのこと。大打撃には違いない。

 もし4月が空白となれば、戦う方はリズムを崩してしまわないものか。あるチーム首脳は「1カ月休みになるってこと」と言ったとか。もちろんその間にマシンを煮詰めて戦闘力を上げ、開幕後の流れを変えられることもあるだろう。プラスマイナスどちらに働くか勝手に想像だけが先走る。いずれにしろ早く感染拡大が終息してほしい。(丸山秀人)

 

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