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【Penペン草紙】

無名の「森保少年」を見いだした恩師が心待ちにする「森保監督」の”里帰り” U−22日本代表15年ぶりの広島開催

2019年11月15日 18時0分

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 サッカーの東京五輪世代、U―22日本代表が今月17日、広島市のエディオンスタジアム広島でU―22コロンビア代表との国際親善試合に臨む。2017年10月に森保一監督(51)が就任後、国内初の強化マッチ。恩師はかつての「森保少年」の姿を思い浮かべながら、その”里帰り”を心待ちにしている。

 「どんなチームを作っているのか。楽しみですね」。今西和男さん(78)はそう言って、優しいまなざしを向けた。

 今西さんが、無名だった長崎日大高3年の森保少年を見いだし、マツダ(サンフレッチェ広島の前身)サッカー部に入部させたのは有名な話。当時、マツダで指揮を執っていたハンス・オフトさん(元日本代表監督)と連れ立って、長崎まで出向いたことは今もはっきりと覚えているという。

 今西さんが選手育成の柱に掲げたのは、「人間教育」だった。選手たちに人前でスピーチさせたり、感想文を書かせたり、マンチェスター・ユナイテッドなど海外の名門クラブへ留学させたりもした。外国人指導者を積極的に招聘(しょうへい)した一方で、現場の強化予算が削減されても、教育予算を減らすことだけは頑として譲らなかったという。

 そこで大きく育ち、巣立っていった一人が森保監督だった。厳しさの中に、熱さと優しさ、選手への親心が同居する指導方針の原点は、今西さんから学び、授かったものだ。

 「サッカー御三家」と呼ばれた広島で日本代表の試合が開催されるのは、2004年キリン杯・日本―スロバキア戦以来、実に15年ぶり。東京五輪に向け、森保監督にとっては、願ってもないお披露目の舞台となる。(松岡祐司)

 

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