トップ > 中日スポーツ > コラム > Penペン草紙 > 記事

ここから本文

【Penペン草紙】

競歩から駅伝へもつながれる”新伝統”のタスキ 新しくも深く浸透する東洋大の「その1秒をけずりだせ」

2019年11月1日 18時0分

男子50キロ競歩で五輪代表に内定した川野をねぎらう東洋大の酒井俊幸監督と瑞穂コーチ

写真

 「その1秒をけずりだせ」。鉄紺のたすきでおなじみ、東洋大陸上競技部(長距離部門)のスローガンは脈々と受け継がれている。

 10月の全日本50キロ競歩高畠大会では、3年生の川野将虎が日本新記録で優勝し、東京五輪代表の座を射止めた。レース前日には「東洋大らしく、その1秒をけずりだすような歩きをしたい」と意気込んだ。

 川野の刺激になっていたのは、同じく静岡県出身で同期の池田向希。ともに五輪出場を目指す池田は、10月の世界選手権男子20キロ競歩で6位入賞だったが、五輪代表内定には届かなかった。「『勇気をもらった』と池田に伝えたら、『高畠で(五輪内定を)決めてほしい』と返ってきた。五輪が決まって電話したら『すごいよ』とすごくたたえられた」。少し照れくさそうに川野は笑った。

 もう1人の部員からも刺激を受けていた。長距離のエース・相沢晃主将だ。酒井俊幸監督の妻で、競歩を指導する瑞穂コーチが明かす。「相沢と仲が良くて、刺激を受けている。川野は『駅伝に弾みをつけたい』という気持ちで臨んでいたと思う」

 OBの活躍も華々しい。9月の東京五輪マラソン代表選考会のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)には出身大学別で見ると最多の5人が出場。服部勇馬(トヨタ自動車)が3位の大迫傑と5秒差の2位で、五輪代表に内定した。

 2011年の箱根駅伝で早大に21秒差で敗れたことから、掲げられるようになったスローガン。10月の出雲駅伝では3位だったが、3日には全日本大学駅伝、来年1月には箱根駅伝が控える。全日本大学駅伝は15年以来の、箱根駅伝は14年以来の総合優勝を目指し、その1秒をけずりだす。(広瀬美咲) 

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ