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【Penペン草紙】

[競馬]12日の京都開催 ファンの足を考えたのか

2019年10月15日 19時4分

 台風19号の本州上陸は多数の死者が出る災害だった。まず被災者の皆さんには、心よりお見舞い申し上げたい。

 行政の災害対応という本筋であるべき話は、一般紙や社会面に譲るが、競馬開催にとっても災難だった。土日の東京が開催中止。3日間開催で日曜分は節中の代替が利かず、次週に出馬投票やり直しでの代替を余儀なくされた。

 番組的にここが3日間開催だったのは、通常台風をあまり想定しない10月なので仕方ないかもしれない。しかし、土曜の京都は開催された。記者は秋華賞取材で前日夜に京都入り。土曜早朝は、向正面の宇治川からダム放水の警告放送が厩舎までとどろいた。

 こと、淀での人馬の安全という観点に限れば、見事な判断ではある。芝・ダートともに不良馬場ながら、競走中止が1頭も出なかった。

 しかし、ファンは広範囲から集まる。気象庁は「不要不急の外出は控えて」とアナウンスし、関西圏も大手テーマパークが土曜は休園した。馬券を買いに外出したファンがあまねく、道中どこでも安全だったと言えるだろうか。

 火曜の東西2場代替開催だってできただろう。開催終了直後から関西圏は風が強まり、ファンの帰路は険しかった。本場はともかく、関西圏も場外は閉める選択肢もあっただろう。結果、聞こえてくる限りは無事で済んだ。それは何よりではあるのだが。(若原隆宏)

 

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