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【内藤雄士の「必ず上達する、これが最新スイング」】

ラウンド直前この練習で劇的に変わる パット1メートル 確実に決める

2015年2月5日 紙面から

正しいアドレスできれば正しい方向性身につく

 パッティングの最後のレッスンです。今週は正しい方向性を身につけるためのレッスンです。1メートルのストレートラインを正しく打つことによって、正しいアドレス、正しい方向性が身につきます。短い距離のパットは、ストロークよりも、ターゲット(カップ)に対するフェースの向きが大切です。

フェースの角度は90度 上りの直線ラインで

<1>ターゲットに向かって構える<2>クラブを動かさずに<3>ボールをはずす<4>ヘッドの方向を変えないように慎重に<5>ボールを脇に置く<6>用意したティーペグを出して、パターヘッドが指す方向に向ける<7>パターをはずして、ティーペグがターゲットを指していれば合格

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 この練習はラウンドの直前にするとより効果的です。理由は次の通りです。

 ショートパットで大切なのは、ストロークの軌道やラインを読むことよりも、フェースの向きです。ボールはフェースに対して必ず90度の角度で出ていきます。だからフェースがターゲットに正確に向いていれば、同じようにボールもターゲットに向かって出ていきます。インパクトでフェースの向きがターゲットからはずれていれば、はずれた方向にボールは出ます。

 そのために大切なのは、まず打つ前のアドレスでターゲットに対しフェースの向きを正しくセットすることです。それができれば、インパクトでセットしたところにクラブフェースを戻しやすくなります。正しいアドレスが、再現性の高いパットになるということです。

 練習グリーンでやや上りのストレートラインを探してください。ターゲット(カップ)とボールの距離は1メートルです。ターゲットに対し、フェースを正確に90度の角度で構え、インパクトで同じところに戻すことができれば、この距離なら必ず入ります。

カップを狙ってる? 自分の“悪いくせ”もう一度チェック

 パターを持ってアドレスをとってください。クラブフェースをそのままにして、フェースが向いている方向にボールの代わりにティーペグを置きます。次に後ろからティーペグが向いている方向にカップがあるかを確認します。カップのど真ん中にティーペグが向いていれば合格。自信を持ってラウンドに臨んでください。

 実は多くのアマチュアゴルファーが、正しく構えることができていません。ショットのくせがパットにも出る傾向があります。ドローヒッターは自然に右を向いて、フェースを閉じてインパクトをして、結果的にターゲットに向かっていくという傾向があり、逆にスライスの人は、構えも開いて、インパクトも開いて当たって、結果的にターゲット方向に行くという傾向が統計的に出ています。

 PGAツアーのデータでは、ツアーメンバーなら、1メートル以内のパットの成功率は99%という数字が出ています。プロはインパクトでフェースをターゲットに対し、真っすぐ向けることができているということです。

 このティーペグを使ったドリルで、正しいセットと正しいインパクトを身につけてください。ショートパットが入る確率が格段に上がります。

◆今週の宿題

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狙う方向に真っすぐ

 ターゲットに対してフェースが真っすぐ向いている構えをつくりましょう。レッスンの本記でも書きましたが、1メートルの距離から構えて、いったんボールをはずし、ティーペグを置きます。ちゃんとカップの真ん中を指しているかを確認してください。どちらかにずれていたら、それがあなたのくせ(傾向)です。ターゲットに真っすぐ向いて、その構えに違和感がなくなるまで、練習をしてください。

◆宿題やってみました

(左)これが構え。相当に左に向いているのがわかる(右)たった1メートルで、ティーペグがこんなに左にずれている

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ショック!!!!知らぬ間に右向いてた

 今週の宿題は、このページの編集担当、青山が挑戦しました。はっきり言ってショックでした。宿題の通り、ティーペグをクラブフェースが向いている方向に置いたら、なんとターゲットよりも右を向いているではありませんか。しかもカップからはずれて右のサイドに。

 これまで1メートルの距離のパットを左にはずすことが多かったのですが、原因がわかりました。これだけ右を向いているから、無理やり左方向に打とうとして、右肩が出て、フェースがかぶってしまったということですね。こんなに向きが間違っていたら、入るはずがないですね。ありがとうございました、内藤コーチ。

経験長いと抜けないくせ

 内藤「青山さんはおそらく、ショットでも基本的に右を向くタイプだと思います。ゴルフ歴の長いゴルファーほど、くせというものがつきやすく、ひどくなっていくものなのです。プロでもアドレスが正しい向きになっているかどうかをしつこく反復して確認します。パットでは特にアドレスで方向性が決まってしまいます。練習から正しい向きを意識してください」

 ▼内藤雄士(ないとう・ゆうじ) 1969(昭和44年)9月18日生まれの44歳。東京都出身。日大ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学。最新のゴルフ理論を学ぶ。1988年からツアープロコーチとしての活動を開始。2001年にはマスターズ、全米オープン、全米プロの米ツアーのメジャー大会をツアープロコーチとして経験。丸山茂樹の米ツアー参戦に同行し、3勝をサポート。海外のツアーにも精通している。現在は平塚哲二、矢野東、伊藤誠道らツアープロのコーチを務める。その一方で、東京都杉並区でラーニングゴルフクラブ(LGC)を設立し、ゴルファーの育成にも取り組んでいる。

<教えてください> 内藤コーチのゴルフレッスンの感想を募集しています。採用された方には、ゴルフボール3個をプレゼントします。ファクス(052・231・0628)か電子メール(spo-golf@chunichi.co.jp)で送ってください。

 取材協力 ハイランドセンター 東京都杉並区高井戸東3−11−7 (電)03・3334・7111 レッスンなども随時受付中

 (毎週木曜日の紙面に掲載)

 

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