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【内藤雄士の「必ず上達する、これが最新スイング」】

バンカー脱出に大切なダウンブロー もう「出ない」なんて言わせない

2015年1月8日 紙面から

 少し遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。今年もしっかりとゴルフレッスンをしていきます。上達に少しでも役立てていただければ幸いです。今週はバンカーショットの2回目。コツはコックにあります。

右手と左手を離して握る

テークバックで必ずシャフトを立てる

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 今週はダウンブローに打つためのテークバックをレッスンしていきます。ダウンブローに打つためには、アドレスからトップまでの動きがとても大切になります。体の回転を使って、テークバックでシャフトを立てていきます。これがダウンブローで打つための正しいテークバックです。

 この動きを身につけるためには、スプリットハンドグリップでのドリルが最も効果的です。スプリットハンドグリップとは、その名の通り、右手と左手を離してグリップを握ることです。写真のように右手と左手を離して握ってください。それからアドレスに入ります。スプリットハンドグリップでアドレスをしてみると、右腕が左腕の上にあることがわかります。ここからできるだけグリップエンドが浮かないように、そしてこの両腕の位置関係を崩さず、体の回転をつかってテークバックしてください。シャフトは少しだけアウトサイドに上がり、自然に垂直に立っていきます。シャフトが完全に立ったらトップ。そこからさらに右腕と左腕の位置関係を維持したままクラブを落としていって、ダウン、そのままフォローになります。

これがテークバックでの正しいシャフトの位置だ

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 このドリルでは、ボールを打つ必要はありません。クラブを速く強く振る必要もありません。大切なのは、正しい体の動きとクラブの動きを、しっかりと理解することです。動作を確認しながら、腕だけで上げたりせず、体の回転を使いながらゆっくりと動いてください。

 右手と左手をくっつけるオーバーラッピンググリップやインターロッキンググリップではクラブがインサイドに入りすぎてしまうこともありますが、このスプリットハンドグリップで右腕が左腕の上にある位置をキープしながらテークバックすれば、シャフトはインサイドに上がることなく自然に垂直に立っていきます。これがシャフトの正しい動きです。

 シャフトが立ったトップがつくれたら、これでダウンブローにヘッドを落としていく準備は完了です。ダウンスイングでは手前の砂にバウンスをぶつけていきます。次週はトップからダウンブローに振るレッスンをしていきます。

◆今週の宿題

コックの入れ方を学ぼう

(1)右手と左手を離して握るスプリットハンドグリップを試す(2)両手を離して握ればインサイドには引けない。これが正しいコック(3)そのままインパクト

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 コックを入れる練習をします。まず右手と左手を離して握る、スプリットハンドグリップにしてください。そこからアドレスをしてテークバックしていきます。スプリットハンドグリップなら、自然にアウトサイドからヘッドは上がっていき、必要以上にインサイドに引くことはできません。アウトサイドにヘッドが出て、自然にコックが入っていきます。これが正しいコックとテークバックです。この感覚をスプリットハンドグリップで身に付けてください。

 レッスンでも書いたのですが、このドリルではボールは打ちません。テークバックやトップでの体の動きとクラブの動きを、一つ一つのポーズで確認しながら、理解していってください。

◆宿題やってみました

コックが入る感覚わかった

高野編集委員はコツをつかんだと大満足の様子

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 ゴルフ歴30年、スコアはその約3倍。中日スポーツ編集委員の高野行正が宿題をやりました。剣道で竹刀を構えるときのようなスプリットハンドグリップを、ゴルフでやるのは初めてなので少し戸惑いましたが、そこからテークバックを始めると一連の動作の中で自然にコックが入る感覚はよくわかりました。

 ゆっくりとスイング。ボールがないから動き方に集中できます。アドレスからテークバック、トップ、ダウンスイング、フォロースローまで常に右腕は左腕の上であることが意識できました。バンカーの恐怖心克服へ、繰り返して体に染み込ませておきます。

地味だけど効果大

 内藤「スプリットハンドグリップのドリルは、ボールを打たないし、思い切り振ることもありません。だから、地味であまり楽しいものではないかもしれません。でもこのドリルで正しい動きを身に付ければ、必ずラウンドで役に立ちます。きちんと継続して練習をしてください」

 ▼内藤雄士(ないとう・ゆうじ) 1969(昭和44)年9月18日生まれの45歳。東京都出身。日大ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学。最新のゴルフ理論を学ぶ。1998年からツアープロコーチとしての活動を開始。2001年にはマスターズ、全米オープン、全米プロの米ツアーのメジャー大会をツアープロコーチとして経験。丸山茂樹の米ツアー参戦に同行し、3勝をサポート。契約プロゴルファーの多数のツアー優勝を支えた。海外のツアーにも精通している。その一方で、東京都杉並区でラーニングゴルフクラブ(LGC)を設立し、ゴルファーの育成にも取り組んでいる。

<教えてください> ゴルフに関して、あなたが取り組んでいる練習方法などを教えてください。日々の練習など、何でも結構です。150文字程度にまとめ、ファクス(052・231・0628)か電子メール(spo−golf@chunichi.co.jp)で送ってください。採用された方にはゴルフボールをプレゼントします。

 取材協力 ハイランドセンター 東京都杉並区高井戸東3−11−7 (電)03・3334・7111 レッスンなども随時受付中

 (毎週木曜日の紙面に掲載)

 

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