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【内藤雄士の「必ず上達する、これが最新スイング」】

ショートアプローチ この手首の動き できてますか?

2014年12月4日 紙面から

コック入れて角度を維持

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 9月から3カ月にわたってアプローチのレッスンをしてきました。今週は最後のレッスンです。グリーン周りのアプローチで大切なのが、ヘッドをまず動かすこと。コックを入れながらヘッドを動かすコツを覚えてください。

いかに狙い通り飛ばすか

 アプローチでの動きは、フルショットとはまるで真逆のスイングであることを、最初に肝に銘じてください。フルショットは飛ばすためのスイングです。対してアプローチは狙うための、「飛ばさない」スイングです。だから、まったく別の動きになります。

 特にグリーン周りでのアプローチはコックを使ってヘッドを動かしていく動きが必要になります。具体的に説明しましょう。まず、アドレスを取ります。そこからヘッドを先に動かしてください。腕を使わずにヘッドを動かすためには、左手首を立てていくコッキングという動きが必要になります。ちょうど、ハンマーを使ってクギを打つときの手首の動きです。ヘッドを動かす動きを優先させるために、グリップエンドの位置は、あまりアドレスから動かしません。グリップをあまり動かさないという意識を持って、ヘッドを上げていってください。

捻転差がないため、腰の角度と胸の角度が常に一定になる

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 もし、コッキングが難しいと思う方は、フォワードプレスを試してみてもいいかもしれません。フォワードプレスとは、文字通り、アドレスから始動する時に、左にグリップエンドを少し押す動きです。これで手首に角度がつき、コックが入れやすくなるはずです。

 そのままためをつくらず、手首の角度を維持し、体の回転でボールを打ってください。インパクトでは、当たった瞬間のフェース面を維持したまま、左手首の甲を折らず、体を回転させていきます。インパクトから左手首が甲側に折れてしまうとロフトがつきすぎてボールが予想以上に高くあがったり、フェースがボールの下をくぐる、いわゆる「だるま落とし」のような現象が出ます。

 これがグリーン周りのアプローチショットの基本です。大切なのはコックでヘッドを先に動かしていった後、手首の角度を維持して、体の回転で打つこと。この一連の動きを、習得するのは、なかなか大変だと思います。でも必ず役にたちます。ぜひ、覚えてください。

◆今週の宿題

体得しよう

 アドレスからヘッドを動かしていく練習をしてみましょう。テークバックで、コックをつくりながらヘッドを後ろに上げていきます。体はヘッドの動きに合わせて回転していくので、それほど意識しなくても結構です。体重移動はしません。

◆宿題やってみました

高野編集委員の連続写真。テークバックでうまくコックが入っているのだが、ダウンからフォローにかけて、腰の回転が少し足りない

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 ゴルフ歴30年、スコアはその約3倍。中日スポーツ編集委員の高野行正と「モーニング娘。’14」の生田衣梨奈が宿題をやりました。

「腰の回転中途半端に止まってしまう〜」

 高野「腰と胸の回転を同調させ、上体と下半身の捻転差をつくらずにスイングする!? メタボ体形の中高年にはなかなか難しい課題でした。左手首の角度を保って、両腕の三角形を維持することを意識しましたが、腕と肩は同調できても腰の回転が中途半端に止まってしまいます。腰と上半身を同調させるのは至難の業です。手先や肩の回転の強弱だけでアプローチの距離感を調整するのでなく、体全体でできるようになりたい。いつも内藤コーチの連続写真を見て、フォローで腰が飛球線方向を向いているのをうらやましく思っています」

生田の連続写真。これは何度か挑戦して、たまたまうまくヒットできた時のもの。うまく打てた時は、ちゃんとコックも入り、フォローで腰も回転している。この調子でがんばりましょう!

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モー娘。生田衣梨奈「グリップエンド動かさずにヘッド上げられない」

 生田「わたしには難しすぎました。いつものくせが抜けなくて、グリップエンドを動かさずに手首でヘッドを上げることができません。手首を使うと、そのままインパクトでも、左手首が曲がってしまいます」

 内藤「高野さんも生田さんも、苦戦したみたいですね。まずコックが入れにくいのなら、フォワードプレスをしてみてもいいと思います。フォワードプレスをしたら、その角度を維持したままヘッドを動かしてください。アプローチは、スイング中に捻転差をつくらないので、体の柔軟性は問いません。とにかくコックをつかってヘッドを動かしていくイメージを持つことです」

 ▼内藤雄士(ないとう・ゆうじ) 1969(昭和44)年9月18日生まれの45歳。東京都出身。日大ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学。最新のゴルフ理論を学ぶ。1998年からツアープロコーチとしての活動を開始。2001年にはマスターズ、全米オープン、全米プロの米ツアーのメジャー大会をツアープロコーチとして経験。丸山茂樹の米ツアー参戦に同行し、3勝をサポート。契約プロゴルファーの多数のツアー優勝を支えた。海外のツアーにも精通している。その一方で、東京都杉並区でラーニングゴルフクラブ(LGC)を設立し、ゴルファーの育成にも取り組んでいる。

 ▼生田衣梨奈(いくた・えりな) 1997(平成9)年7月7日生まれの17歳。福岡県出身。モーニング娘。’14のメンバー。趣味のゴルフは小3から始める。ドライバーの飛距離は230ヤードを誇る。得意なクラブは7番アイアン。

 <教えてください> ゴルフに関して、あなたが取り組んでいる練習方法などを教えてください。日々の練習、ラウンド前の練習、何でも結構です。150文字程度にまとめ、ファクス(052・231・0628)か電子メール(spo-golf@chunichi.co.jp)で送ってください。採用された方にはゴルフボールをプレゼントします。

 取材協力 ハイランドセンター 東京都杉並区高井戸東3−11−7(電)03・3334・7111 レッスンなども随時受付中

 (毎週木曜日の紙面に掲載)

 

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