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【内藤雄士の「必ず上達する、これが最新スイング」】

アプローチ 体重移動しない 体の回転だけ

2014年11月27日 紙面から

 スコアメークに直結するアプローチを、2カ月以上にわたりレッスンしてきました。腕の力に頼らずに、ボディーターンでボールを払うように打っていく。体の回転が、アプローチでも必要なのです。

左手親指がグリップの真上

(左)体の回転でボールが打てると、たとえばクラブのシャフトよりさらに長い棒をいっしょに振っても、ちゃんとスイングできる(中)低くヘッドがボールに当たり、さらに低くヘッドを出していけるのは、体が回転しているから(右)最後まで棒が全くじゃまにならない

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 アプローチショットを失敗しないためには、手打ちにならないように体の回転でスイングしていくことが大切です。体の回転が止まって手打ちになってしまうと、腕だけが大きく動いて体も伸び上がり、インパクトが安定しなくなってしまいます。

 体の回転を止めずに打つためには、左手親指がグリップの真上にくるように握り、左手甲がターゲットに向く、ウイークグリップが適しています。右手は横から添えるように握り、スイング中は、右手首の角度を維持してください。スタンスは狭いほうがいいでしょう。具体的には両足の間にコブシ1つか2つ入る程度の広さにします。そして両足のつま先は、左に向けます。

編集担当の青山がやってみるとインパクトで体の回転が終わって棒が体に当たってしまう

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 ボール位置は体の真ん中にしてください。ただし、両足のつま先を左に向けているので、ボールはちょうど右つま先の前になります。スイング中に腕が体から離れないように、右脇を軽く絞ればアドレスは完成です。

 スイング中は、体の回転を止めないようにしてください。特にインパクトでは、構えた時の位置に、手元が確実に戻った時にボールをヒットする意識を持ってください。

 アマチュアゴルファーの多くは、ボールにきちんとヒットしようという気持ちが強すぎて、逆に体の回転が止まり、手打ちになってしまっています。

 サンドウエッジでのアプローチは、クラブヘッドのソールがきちんと滑れば、多少ダフり気味でもボールはきれいに飛んでくれます。怖がらずに積極的に体を回転させてみてください。

◆今週の宿題

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 ソールを滑らせるドリルに挑戦しましょう。ボールの手前にクラブヘッドを穏やかな角度で落として、そこからヘッドで練習マットを掃くように体の回転で打ってみてください。ボールの手前でソールがマットを滑る「ザザッ」という音をさせます。その後にボールをヒットする澄んだ「カン」という音が出るように振ってください。

◆宿題やってみました

体の回転のこと「つい忘れて…」

「トップやザックリ…当てようという気持ちが強すぎて体の回転できてない」

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 今週は「モーニング娘。’14」の生田衣梨奈とこのページの編集を担当する青山が挑戦しました。

 生田「ちっともアプローチがうまくならなくて困ってます。やっぱり体の回転で打っていないということなんですね。うまくフェースに当たる時もあれば、トップやザックリもある。特にトップが多いんです。当てようという気持ちが強すぎて、体の回転が止まって腕でボールを当てようとしてしまいます。練習では、体の回転を意識するから、何となくできてるような感じになるんですけど、本番になると、頭が真っ白になって、それを全部忘れて、相変わらずトップになってしまいます。歌のレッスンと同じで、身に付けるには、地道な練習しかないんですね」

 青山「生田さんに同じ。特に冬の薄い芝から打つ時は、緊張して頭の中が軽いパニック。体の回転を忘れて、こっちもトップ。アプローチで体の回転を使うというのは、本当に大変。修業あるのみですね。これからの季節、寄せは本当に難しい。内藤コーチに習った、ユーティリティーのアプローチのお世話になります」

すくい打ちが原因

 内藤「トップが多いということは、簡単に言うと生田さんも青山さんも、スイングがすくい打ちになってしまっているということです。たぶん、手前からヘッドを落とすドリルに限らず、すくい打ちのゴルファーはアプローチでトップのミスが多いと思います。すくい打ちでは、ショットはパワーで打てても、アプローチは苦手な人が多いのです。体を回転させる練習の前に、まずはダウンブローで打つ練習をしましょう。左の手首の角度を変えずにボールをヒットすること、左脚体重を維持すること、インパクト後もクラブヘッドを低く出していくこと。それらを守ってスイングしてください」

 ▼内藤雄士(ないとう・ゆうじ) 1969(昭和44)年9月18日生まれの45歳。東京都出身。日大ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学。最新のゴルフ理論を学ぶ。1998年からツアープロコーチとしての活動を開始。2001年にはマスターズ、全米オープン、全米プロの米ツアーのメジャー大会をツアープロコーチとして経験。丸山茂樹の米ツアー参戦に同行し、3勝をサポート。契約プロゴルファーの多数のツアー優勝を支えた。海外のツアーにも精通している。その一方で、東京都杉並区でラーニングゴルフクラブ(LGC)を設立し、ゴルファーの育成にも取り組んでいる。

 ▼生田衣梨奈(いくた・えりな) 1997(平成9年)7月7日生まれの17歳。福岡県出身。趣味のゴルフは小3から始める。ドライバーの飛距離は230ヤードを誇る。得意なクラブは7番アイアン。

 <教えてください> ゴルフに関して、あなたが取り組んでいる練習方法などを教えてください。日々の練習、ラウンド前の練習、会社や自宅でできるちょっとした工夫など、何でも結構です。150文字程度にまとめ、ファクス(052・231・0628)か電子メール(spo-golf@chunichi.co.jp)で送ってください。採用された方にはゴルフボールをプレゼントします。

 取材協力 ハイランドセンター 東京都杉並区高井戸東3−11−7 (電)03・3334・7111 レッスンなども随時受付中

 (毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「お手軽エクササイズ」も掲載しています。)

 

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